見出し画像

ズボラな私が住む、一軒家の庭事情。

控えめに言って、
最高。



我が家の庭が。



ズボラな人間が一軒家を買うと
すんごいことになります。

いや、皆さんの思うズボラの
遥か上をいくズボラがこの私です。

今、ドヤ顔してます。
顔が見えないのを良いことに。


例えば、調子に乗って始めた家庭菜園でも
私のズボラ力は遺憾なく発揮された。

丁寧な暮らしとか、
ドライフラワーぶら下げるとか、
もう死んでも言わないよ絶対。

そして、そのズボラさから
翌年こんな末路を辿ることに。↓

家庭菜園やりたいとか、
草いじりが趣味ですとか、
もう死んでも言わないよ絶対。

いや、マジで植物の生命舐めんなよ。
と、トマトを植える前の自分に言いたい。

そして、こんなズボラ界の王みたいな私が
一軒家をもつとこうなってしまう。↓


理想と現実の乖離。

珍しく、旦那が般若顔になるという
我々夫婦の逆転現象が起きてしまうほど
庭へのズボラさを発揮してしまう私。


そこで、ズボラを直すのではなくて、
〝ズボラでも管理できる庭にリフォームしよ!〟と
ズボラの脳で思いつく私。
なんせズボラだからね。

アホみたいに散財している旦那を横目に
コツコツコツコツコツコツ
それはもう勤勉なキツツキのように金を貯めた私が、
庭のリフォーム会社を決めて連絡したのが
今年の2月頃。

打ち合わせを幾度となく重ね、
自分達の想像の上をいく
いくつものアイデアをいただきながら
取捨選択をしながら庭作りをしていく時間は
とっても楽しかった。

ちなみに、旦那に大した相談もせず、

「予算は大体◯百万でいくわ。」

と私が言ったら、
旦那がギョッとした顔してた。

「…ママ…そんなに払えるの?
貯金残ってる?」

とビクつきながら言う旦那。

「…まぁね。
全然残るし、その為に貯めてるから。お金。」

クールに答えながら、
もう身体の半分以上がキツツキに
残り半分弱がズボラの化身になっている私。

旦那は思ったはずだ。

〝コイツは本気だ…!もうオレは何も言うまい…〟
と。

そこから打ち合わせを重ねて
実際に工事して
遂に庭が完成したのが4月の頭。

長男が1年生になる位のタイミングで
完成して欲しいと思ってたので全て完璧。
ズボラだけど、
ズボラであり続けたいが故に
そういうタイムマネジメントは出来るので。

そんなわけで我が家の庭が完成した。

それがもう、
控え目に言って最&高!

ここでお伝えしたい、
ズボラでも管理できる庭の条件。


①草木を植えるエリアを絞る。


ズボラだけど、これだけは言わせて!

全部コンクリートで固めたくないし、
全部砂利にもしたくない。
やっぱり緑は欲しい。
草木を愛でて、四季を感じたい。
ズボラは黙ってろ!と言いたい気持ちはわかるが、
私は堂々と業者の方へ言った。
曇りなき目で言った。

「本当に水やりとか草抜きとか出来なくて、
だけど四季は感じたいので緑は欲しいんです!」

「玄関開けた時、窓を開けた時、
どうしても緑が欲しいんです!」

「でもズボラなんでお世話出来ないんです!」

包み隠さず腹の底から叫ぶと、
〝コイツ何言ってんの?〟と思われたとしても、
プロの方が何とかしてくれる。
だってプロだもん。

相手を信頼して思ったことはガンガン伝えると、
理想通りに近づいていくし、
それが1番の近道。
そのお陰で、
ズボラでもちゃんと管理できるように
南向きに2箇所、北向きに1箇所と
エリアを絞ってそれぞれの日差しや気温に適した草木を植えてくれた。
やっぱりプロに任せるのが1番!

②雑草対策をしっかりする。

売ってますよね、ホームセンターに。
防草シートとか。

確かに値段は抑えられるけど、
何と言っても自分でやるのは手間がかかるし、
メンテナンスも必要。
プロの業者の使ってる防草シートとは
やはり全然違うっぽい。
上手いことやらないと、
隙間という隙間から
雑草がどんどん生えてきたり
数年で劣化したりしてしまうらしい。

それと、植物の生命力って半端ないからね。
(体験者は語る)

あと結局、
ズボラな私には出来ません。

防草シートきれいに敷いたり出来る人間だったら
あんな庭にはなりません。

③ライフプランを考える

例えば我が家にはでっけぇ電動自転車と、
長男の自転車と、
次男の自転車がある。
でも、それは今現在の話で、
子ども達の自転車のサイズは徐々に大きくなり、
そのうち家を出てしまうと
自転車を置かなくなるだろう。

今回、自転車3台置けるような
雨よけの屋根付きの自転車置き場も作ったんだけど、
そこを今後何かに活用できるのか?とか
これから先のイメージをもつのも大事だと思った。

子どもが手を離れていっても
私たちが年取っても
この場所にこれがあって良いかな?

という視点をもつのが大事。

そういうことも、プロの方に聞きながら
今だけ最高!の庭じゃなくて、
長い人生で楽しめる庭にするのが大切だなと思った。



さてさて、庭が完成して
お陰様で庭のある生活を満喫している。

そして、不思議なことに、
完成してからは草木に水やりをしたり
気が向いたら草抜きをしたり
庭に出てお世話をしようって気になっている。
花にツボミがつくと愛しい。
ハーブの良い香りに癒される。
あのズボラな私が。

旦那は更にその気持ちが強くて

「いやー、良い庭だなぁ…」

と、家の周りを用も無いのにグルリと一周したり、
率先して草抜きをしたり、
木に現れたイモムシを愛でたり、
庭にされた猫の糞にキレまくったり、
花が咲くと喜んだりと、
庭のメンテナンスを怠らないで
私以上に庭に愛着をもって過ごしている。

それと、庭が完成してからというもの、
念願だった庭でご飯を食べたり、
プールをしたり、
花火をしたり、
芝生に寝っ転がって空を眺めたり、
水鉄砲でスパイごっこをしたりと、
子ども達と一緒に庭に出て楽しむ時間が増えた。
そのためにリフォームしたと言っても過言ではないから、とっても嬉しい。

今年は赤ちゃんが産まれる前に、
自分のなかで何とかしたかったことに
一つずつ手をつけている。

色々と出費はかさむけど、
ストレスの少ない暮らしのため、
自分の子どもの知識や経験のため、
自分自身や家族のために、
引き続き『キツツキズボラ人間』として
私はコツコツとお金を貯めて、
必要な時にオリャッと使いたい。

間違っても押し入れを占領する
日の目をみないフィギュアやカード、
ぬいぐるみなんかに金を使いたくない。

庭を楽しんでいる旦那に、

「誰のおかげ?」

「賢くて聡明な、アナタ様のおかげです…」


最近買い替えた車を眺めて、

「誰のおかげ?」

「一生ママについて行きます…」


口先ではそう言うものの、
インターフォンがピンポーンとなって
次から次へと届くフィギュア達。

余りにも変わらないようなら
そのうち庭に小さな小屋を建設しようと思う。

押し入れに眠るフィギュアの箱を
ガムテープでくっつけて作る小屋。

日の目を見ないフィギュアを小屋にしたら
パパにとって大好きなフィギュアに囲まれる生活が送れるよ!やったね!
我ながらナイスアイデア!

雨ざらしになって壊れても、
押し入れや納戸にあんだけあれば、
いくらでも修復できそうだしね!
我ながらナイスアイデア!!

イメージ図1
イメージ図2


入り口には『ポチ』ならぬ『パパ』と書いた
表札をぶら下げてあげよう。

せっかくなら中の家具も
フィギュアの箱で作ろう。

イメージ図3
中にこういう机も作ってあげるか。
私ってば優しい。



フィギュアが届くたびに
般若顔の私に向かって

「あ!これ、すんごい前に注文したやつだ!」と

目を泳がしながら言う旦那。

えーっと、
アナタ、〝すんごい前〟って
いつごろのことを言うか分かってる?

昨日とか一昨日とか先週とかを
〝すんごい前〟って言わないの、分かってる?

そろそろ心を入れ替えないと
庭に建設作業始めるよ。

そろそろ心を入れ替えないと
私が『キツツキズボラ鬼』という
新種の妖怪になるよ。

いくらズボラな私でも、
怒りをパワーに変えると凄いからね。

そして言ったことは
絶対にやるオンナだから、私。

今回のリフォームで分かったよね?

私が庭に建設作業を始めたら
皆様にはまたお知らせいたします。

待て!次号!
きっと、その日は近い!!!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?