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収穫と色鉛筆画
こんにちは! 陽子絵画制作室です。
皆様いかがお過ごしですか?
今朝、外で近所の方々の声がするのではっと思い外に出ると、ビワ収穫が始まっていました。
途中からお手伝いに参加し、かごいっぱいビワをいただきました!
その様子が見出しの写真です。
このビワは一粒一粒は小さいのですが、甘くてみずみずしくて美味しいのです。
葉付きの実をスケッチしました。
その後、現在水彩画を展示していただいている日本茶カフェ「チャイハーネ」さんにうかがいました。
お昼すぎに到着し、早速一番人気の「茶の葉定食」をいただきましました。
お茶で炊いた3分搗き御飯と、豚汁をおかわりして美味しくいただきました。
その後、以前勤めていた高校の先生がお越しになり、昨年から今年にかけてのつもる話をしながら、生和菓子とお抹茶のセットをいただきました。
お菓子は梅雨の季節に合わせ、紫陽花をかたどったものでした。
季節感を味わいながらいただきました。
5時過ぎ、お店を出て向かい側のファッション美術館で開催中の「吉村芳生 超絶技巧を超えて」を鑑賞しました。
これは作品リストの裏にモノクロ印刷された作品の一部です。
これがチラシに載っている作品の全体像です。
新聞に顔が描いてあるように見えますが、実際は、新聞記事を約3倍に拡大したものを紙に精密に絵の具で描き、その上から鉛筆で顔が描いてあるというダブルイメージの作品です。
このパターンの作品は他にも数点展示してありました。
新聞記事の内容によって、喜ばしいニュースの場合は明るい表情、災害やショッキングな事件の場合は、悲しそうだったりショックを受けている顔が描かれてあり、新聞のニュースを読んだ作者の気持ちが顔の表情で表現されていると分かりました。
他には、直接新聞紙に様々な自画像が描かれている作品が数十枚展示されていました。
約1m×17mの横長の紙にプレス機で金網をプレスし、鉛筆でその金網の型をなぞって描いている作品や、モノクロ写真を細かい格子に分けて、それぞれのグリッドを10段階の白黒に線の数で描き分けて風景を表している気の遠くなる作品がありました。
また満開のコスモスやケシの花畑、藤棚を色鉛筆で描いた作品もありました。
これはチラシに載っていた藤棚を描いた横長の作品の一部です。
このような作品も、グリッドに細かく分けて、端からコツコツと描かれていたようです。
どれも並外れた根気と集中力がないと到底描けないものばかりで、想像するだけでも気が遠くなりそうでした。
私の場合、直接、風景や人物やものを直接見て描くがほとんどなので、この方のように精密に描くことはないです。
例えば、花を描く場合、風が吹いただけでも花びらや葉っぱの形や位置、前後の重なり具合が変わっていくので、素早く印象的な部分から描き、印象的でないところは描かないことが多いです。
それぞれの人の特性によって様々なとらえ方がありますが、吉村芳生さんの根気と技術が超超超絶であることは間違いないと思いました。
読んでいただきありがとうございました。