不思議な夢の話 ~祖父からのメッセージ~
先日、不思議なことがありました。それは夢に関することです。
普段の夢の記録は、まあ夢なので、基本的には取るに足らない内容が多いのですが、稀に不思議な符号に気付くことがあります。
これはあまり喜ばしいことではないのですが、先々月、私の叔父が急病で入院しました(5月8日のことでした)。次の日、私は母(叔父の妹にあたる)から「叔父さん入院したんだって」とその報を受けました。
それから2週間ほどして、叔父は手術が必要となり、母が叔父からお見舞いを頼まれました。かなり難しい手術であることと、母も高齢で病院が遠方なのもあり、私がお見舞いの同行を頼まれました。
その日程などの打ち合わせ中に、母がこんなことを明かしました。
叔父が入院した日(5月8日)の2~3日前、夢の中に祖父(故人・母と叔父の父)が現れて、叔父の話をしたと言うのです(なぜかその時、祖父は「〇〇(叔父)が死んじゃった」と怒っていたのだそうです)。
そして、興味深いことに、実は私の夢にも祖父が出てきていました。
母からその夢の話を聞いたとき、なんとなくピンときて、霊感を高めるためにつけていた夢の記録を見返したところ、祖父は叔父が入院した日(5月8日)の夢に現れていました。そのことが分かった瞬間、全身に鳥肌が立ちました。
それまで祖父の夢を見ることはほとんどなかったので、不思議に感じてはいたのですが、あまり気に留めることもなく忘れてしまっていました。
ちなみに私の夢の中では、祖父は叔父のことではなく、全く関係のない話をしていました。祖父が私に、新聞社が開催する絵画コンクールに応募するように促すというよく分からない内容でした。存命中、私の描く絵を褒めてくれていたことを思い出したりしました。孫の私に協力を得るための、祖父なりの気づかいだったのかもしれません。
ともあれ、これほど印象的なシンクロニシティ現象を経験したのは初めてのことでした。
シンクロニシティとは、無意識から浮かんでくる心象(夢を含む)と、この物質世界で起きる事象とが、時間を超越して連動あるいは共鳴する現象であるといわれます。
上記の夢の件からもいえるのは、一見無関係そうに見えて実は連動している事象にいかに気付くか、そこから「意味を見出せるか」が重要だということです。
また、そのように「結び付けて考えてみる」癖をつけるのが、霊感を高めるための”コツ”であると、この経験を経てあらためて感じました。
逆にいえば、目の前でいくら神秘的な現象が起こっていても、それを察知できなければ、何も起きていないのと変わりはないのです。実際、「霊感がない」と自認している人の多くは、現象に気付けていないだけの可能性は高いと思っています。自分がそうだったので、なおさらそう思います。
一方で、「結び付けて考えてみる」思考というのは、度を越すと、社会的な正しさからは遠ざかっていく危険性を孕んでいます(陰謀論者やイデオロギーに囚われた人々が良い例です)。直感的にそのことを察して、そうした現象をある種の”バグ”のようなものと捉えて、あえて認識しないようにしている人も少なくないかもしれません。
今の合理・科学主義社会において、「オカルト的現象に気付きやすい感性」と「社会的正しさから逸脱しない感性」をバランスよく保つことは、それだけでもなかなか大変なことですが、揺れながらもバランスを取り、何とか転覆しないようにしつつ、霊感を高めていくことが、今後ますます大事になってくると個人的には思います。(それは、今の社会の在り方に限界を感じているからですが、その話はまた別の機会に譲ります)
ところで、叔父の手術はその後無事成功し、現在は術後のリハビリに励んでいるようで、私も母もひとまず安心しています。
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おまけですが、叔父の入院直前・直後に二度(妻は三度)、不思議な匂い(霊臭)を自宅にて体験しています。一度目は男性の体臭のような、二度目はお香のような匂い。因果関係は分かりませんが。霊臭自体初めてのことで、しかも二度も連続してあったので、段々と「気付ける」ようになってきたのかなという感じはします。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!