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パンパンの引き出しと頭の中
2024年3月23日に、佐藤友美さん主催「さとゆみゼミ」を卒業。卒業後も、文章力・表現力をメキメキと上げ続けるため、仲間と共に、note投稿1,000日チャレンジをスタート。
リビングのテレビ横には、背の高さほどの収納棚が鎮座している。下部には4つの引き出しがあり、上部は2段の飾り棚になっている。下部の引き出しは、家族がそれぞれ思い思いに使っている。私専用の引き出しは、1番上だ。
昨日、ずっと、この引き出しが気になっていた。前日の晩から「片付けたい」と思い始め、職場でも1日中、引き出しが頭の隅っこをウロウロしていた。仕方がないので、手帳に「引き出しを片付ける!」と赤で書いて、一旦忘れることに。
私は、整理整頓が下手である。物を出しっぱなしにはしないので、家の中はキレイにしている。しかし、引き出しやタンスの中がすぐにメチャクチャになってしまう。最初はルールを決めていても、次第に曖昧になってくる。最終的には、「まあ、いいや」とばかりに、「何でも引き出し」と化してしまう。パンパンになりすぎて、引き出しを開けようとしたときにガツっと何かに引っかかるのは、日常茶飯事だ。
家に帰ると、次男がテレビで、欧州サッカーの試合を見ていた。「部活休みで、帰ってきてたか」と心の中で舌打ちながら、ポップコーンを与え、彼の気を逸らす。
次男が、ポップコーンとサッカーに夢中になっているのを確認。引き出しの中身をすべて出し、ローテーブルの上にドサッと置いた。ソファに座って、レジ袋を右脇に置き、一つ一つのアイテムを吟味していく。
毎日使っている化粧ポーチ
普段使わないけど、必要なカード
年金手帳
インボイスの書類
諸々の免許類
サプリ
領収書
給与明細
保険会社からの通知ハガキ
ヘアゴム・ヘアピン
名刺
「何やってんの? 片付け? そういうのって、『現実逃避』っていうらしいよ」という、イジワルな次男の言葉に、「何からも逃避してないから、現実逃避ではない。『片付けたい』という真っ直ぐな気持ちでやっている」と言い返す。サッカーとポップコーンのお陰で、それ以上は言ってこない。じゃんじゃん仕分けていく。
紙類はクリアファイルに入れて、本棚へ。美容ライター時代の名刺や、飲んでないサプリは、捨ててしまった。パンパンだった引き出しは、化粧ポーチとカードだけになった。
放置していた引き出しを、急に片付けたくなったののは、なぜか。
最近、頭がの中がぐちゃくちゃで、何とかしたいと思っていた。
・CORECOLORで書く書籍レビューのこと
・さとゆみゼミのアドバンス講座での学びのこと
・読んだ本、会って話した人、参加したイベントのこと
全部、すばらしい経験なのに、頭の中が整理できていない。まさに、「何でも引き出し」状態だ。
藁にもすがる思いで、『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』という本をKindle Unlimitedで読んだ。スマホ画面でダダダーっと2日ほどで読み、紹介されている、「黄金の3分割」という方法なら、頭の中の整理が上手くいきそうだ、と思った。
大手コンサルティング会社『マッキンゼー』の社員もやっているという、「空・雨・傘」で、ノートを整理し、アウトプットにつなげる方法。
・空→空を見上げたときの状況(事実)
・雨→雨が降りそうだと考える(解釈・感想)
・傘→傘を持って出かけよう(行動)
このノート術を習慣にすれば、頭の中に3つの引き出しを作って、整理整頓できそうだ。
さとゆみゼミでも「事実と感想、混ぜるな危険」と教えてもらったことがある。事実と感想を選別する、訓練にもなりそう。
試しに、さとゆみゼミの課題で、評価が高かったメンバーの原稿を、「空・雨・傘3分割」のノート術で分析してみた。私の原稿で、特に改善したいのは構成。さとゆみさんはその方の構成を褒めていたから、うってつけの材料だ。
お手本の構成の流れ・特徴(事実)→そこからの気づき(解釈)→次の原稿に生かせそうなこと(行動)……と、左から流れるように書いていった。
「すごい文章だな」「面白いな」「スラスラ読めるな」など、もやーっとしてい感想が、応用可能な極意として、わたしの引き出しにしまわれた(気がする)。
あーーー気持ちい!と思って、方眼ノートから顔を上げた瞬間、整理されていないパンパンの引き出しが目に入った。
片づけたい……。