「用意」について考える。
「用意」
ノンスタイルの石田が、ナイツ塙との対談で話していた話題。
お笑い以外にも当てはまりそうだなーという話があって、面白かったんです。
******
石田曰く、例えばトーク番組のひな壇で、用意してきたことをすべて話したがるのが、若手。
で、すべて話すとスベる。
本来は、現場の話の流れに沿って、用意してたものの中から適切な話題を出すのがベター。
また、アメトークなどで、例えば「〇〇大好き芸人」で呼ばれるとする。
〇〇がマンガだった場合、ノンスタイル井上は真面目にすべて読み直して、準備万全の状態で挑むタイプ。
石田は、読み直すことは何か違うと考え、そのままの知識で挑むタイプ、という話でした。
…
これ、noteでも当てはまるなあと思ったんです。
それでは、いってみましょー。
✅noteという「ひな壇」
noteというひな壇の場で、つい知っていること・書きたいことをすべて書こうとしてしまう。
はい…私です。
でも、なんでもかんでも書きたいように書くと、読み手はなんのこっちゃ?となる。
内容てんこもりで、読者がついて行けない・お腹いっぱいになってしまい、途中で離脱してしまう。
一人で書いている記事ですが、読んでいる人がいると考えると、それはもう「会話」であり「手紙」なのかなと。
だから書きたいことだけを書くのではなく、読んでいる相手を想像しながら、適切なものを小出しにしていく。もしくは出し切ってから、削る。
むしろ、読みやすいように、どれだけ削るか?なんじゃないかなあ…とすら思っています。
といいつつ、もう既に長いんですけどね…笑
✅「あえて」用意せずに挑むnote
アメトークのくだり、石田の「そのままの知識で挑む」という姿勢が、すごくいいなあと思ったんです。
もちろんアメトークは仕事だし、井上がさらに知識に磨きをかけて挑みたい、という気持ちは分かります。
でも私にとってのnoteは、仕事ではありません。
なので、知識をひけらかす場所でも、見栄をはる場所でもありません。
だから、自分の思ったこと、考えたことを素直に自分の言葉で書く。
知らないことを調べて書くのもいいけど、今ある知識で考えてみる。
シンプルに、それでいいんじゃないか?と思ったのです。
この考えに至ってから、「本の引用」という武器をあまり使わないようになりました。
武器があると、自分の文章にメリハリが出る気がして多用していた時期もあったのですが、なんか、もういいかなーと。
つたない表現でもいいじゃないかと。
それが悔しかったら、色々本を読んだりして、自分の言葉として出力できるようにすればいい。
「そのままの知識で挑む」って、そういうことなのかなと。
✅ぶきっちょでまっすぐはいいんじゃない?
「ぶきっちょでまっすぐはいいんじゃない?」
これ、YOSHII LOVINSON(吉井和哉の過去のソロ名義)の「NATURALLY」という曲の歌詞です。
noteは、そんな感じでいいんじゃない?
というメッセージにも聞こえるな、と思ったのでした。
ではまた!
▼「用意」についてはこちら。