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「臆病者のための億万長者入門(著:橘玲)」②

橘玲(たちばなあきら)さんの「臆病者のための億万長者入門」から、本日は個人投資家が「臆病者」であるべき理由と、その「臆病者」がどのように投資をするべきかを学んで行きましょう。

個人投資家は「臆病者」であるべき

まず、「臆病者」について橘玲さんは本書でこのようにおっしゃっています。

個人は、損失が直接、人生設計のインフラ(経済的土台)を直撃するかはきわめてリスク耐性が低い。とりわけリタイアしたひとは、人的資本を失って労働市場から富を獲得できないのだから、金融資産まで失ってしまえば、生活保護を申請するか、ホームレスになって路上で暮らすしかない。これはとてつもない恐怖だから、個人投資家が臆病者になるのは当然だ。

私達は機関投資家や事業で一発当てて財を成した人とは違った一般人ですので、リスク許容度がきわめて低いということですね。

「臆病者」が取るべき投資行動とは

その上で、我々がどのような投資行動をとるべきかについて、指針を与えてくれているのが、流石の橘先生です。

・株式市場は複雑系のスモールワールドで、誰も未来を知ることはできない。とりわけ、大暴落のような出来事は事前に予測できない。
・米国市場の株価は1980年から20年で10杯以上になったが、このような黄金時代は(おそらく)終わってしまった。
・個人投資家は株式市場の中でもっともリスク耐性が低い。すなわち臆病者であるべきだ。
この3つを前提とするならば、個人投資家にとってもっとも合理的な方法がひとつだけ存在する。それは、「暴落を待って、株価が回復するまでドルコスト平均法で分散投資すること」だ。個人投資家はチャンスが来るまで何年も気長に待つことができる。


つまり、右肩上がりの黄金時代が終わった今、我々「臆病者」にできる投資は、暴落時に安値つかみをしておき、それが元の水準ぐらいまで回復してくれれば、儲けを得られるということです。
たとえ、右肩上がりでなくとも、安値でつかんでおけば、元の水準近くに戻るだけで、収益はプラスです。

そう思うと今回のコロナによる暴落はチャンスでした。なぜあの時に株をはじめていなかったのか、、、と、後悔しております。

しかし、後悔先に立たずなので、次の暴落が来るまでチビチビと毎月投資をして、実戦経験を積みながら、次の暴落に備えようと考えている次第です。



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