"still alive" 緊急事態宣言下のヨコハマプレイバック①-flowers
河原温の、世界各地から電報を発信する「I am still alive.」シリーズが好き。「継続してなにかをすること」が苦手な自分にとって、移り行く毎日の中、自身のつかの間の存在をカタチとして残そうという彼の心意気に惹かれるものがあるからだと思う。
緊急事態が発令され、街から人がいなくなったのは昭和天皇の崩御以来ではないのだろうか?冬特有の厚い雲と寒々しさが印象に残っているけれど、あの時のような「喪に服す」感じが無く、季節も春だった分、宙ぶらりんな不思議な感じがした。
「おすすめのカメラの使い方は何か?」と聞かれたら、『写真とは生活記録そのもの』だと答える。日常の何気ないシーンでさえ、後から見返してみるとその時の記憶が鮮やかによみがえる。だから人々は写真を撮り続ける。
木村 伊兵衛氏が「どうしたらうまく写真が撮れるのか」と聞かれた際に、『いつでもカメラを手から離さずにいる事が大事だ』と答えたというエピソードがあるそう。ポケットにスマートフォンがあり、気になるシーンに出会ったらすぐに記録に残せ発信できるというのは、フィルムカメラの時代を考えると、本当に贅沢なことだと改めて感じた。
宣言発令中に、近所の散歩を通じて撮影した写真をテーマごとにまとめてみる。第一弾は「花」。緊急事態に関わらず、花は咲き散っていく。
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