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あの夏の日

そのファミレスは海沿いにあり、窓際の席を確保出来たら幸運だ。

当然、人気があるから早目に行っても既に並んでる。

一度だけ運良く座れたことがあった。


窓の向こうはパノラマのように広がる海。

ため息が出るような景色を眺めながらモーニングセットをいただけることの幸せ。

注文したミルクティが届いた。

あなたはいつだって気持ちがいいくらいに食欲旺盛で、それは朝早くであろうと関係なかったね。


だから私のプレーンオムレツやサラダも

あなたに差し出してた。

だってあなたの食べる姿を見ていたら、私までお腹がいっぱいになるから。


       ☕️🥗


夏場の窓際の席に座るのは今日が初めて。

段々と暑くなって来た。

お日様が高くなると同時に。

今朝はいつもより海岸に人が多いのは明日が祭日だからかな。

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やれやれ、バス停からずっと坂道を歩いてやっと着いた。

きみと一緒だったあの日は少し贅沢をしてタクシーに乗ったからね。

歩くとけっこう脚に来ることが分かったよ。


公園に行くと、もうかなりの人が来ていた。

披露山公園には動物もいたはずだ。

きみの苦手な猿も。

まだあるのだろうか。


          ☕️🥐


この公園から眺める相模湾と富士山は

絶景だ!

葉山の方角には海に突き出している有名なフランス料理の白い建物も見えて、きみは感激していたね。

僕らはなぜ

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あなたも私も余裕がなくなっていった。

仕事が忙しいこともあって、会える時間も

どんどん減った。

せっかく二人でいるのに会話が弾まない。

私たちは何故


         🌼🌱


僕たちだけじゃなかった。

日本中がピリピリしていたんだ。

けれど別れてから、気づくんだ歌の歌詞みたいだけど。

きみはもう一度、僕と


あなたはもう一度私と

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一緒にいてください。


        了












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