CTOを3年やって、自分はなにか変われたのか?
株式会社ラブグラフで執行役員CTOをしております横江(よこえ)です。
ラブグラフに2021年1月から携わり、
同年4月にCTOを拝命してから3年が経ちました。
開発チームとして、この3年は
1年目:開発チームへの信用を取り戻す
2年目:開発チームが大きなことを成せるようにする
3年目:開発チームをさらに成長させる
の3ステップを目標に挑んできました。
最初の2年間で、
開発の仕方を変え、コードのあり方を変えて地盤を作り、
3年目ではチームをさらに強くしていくための取り組みに力を注いできました。
1〜2年目については、エンジニア type さんがインタビューしてくださった記事に詳しく書かれています。ありがとうございます!💓
3年目(つまりこの1年)でやってきたことは
またどこかの場で話したいのですが、
今回は、自分自身の変化について取り上げたいと思います。
テックリードでしかなかった
上に書いているやってきたことは、あくまでテックリードとか開発部長とかにあたるもので、技術者としての延長線上でしかありません。
なんとなく、「CTOとして物足りないな、これでいいのかな」という感覚はありました。
それは経営会議で経営メンバーと話す中で強くなっていきました。
こまげさんやあんみつさんは、2015年から会社を始め辛苦を経験してきましたし、
本間さんは「ブクマ!」の Labit で COO を経験し、ラブグラフをほぼゼロの状態からエグジットまで立て直し導いたプロ経営者です。
一方の私は、経営経験はラブグラフに入るまでゼロ。
最初の2年間で開発チームやコードを立て直し、
次のテックリードを任せられそうな人材も出てきて
少し仕事に余裕の出てきた私は、
「テックリードからさらに先へ行き、チームに後ろ姿を見せられるよう、経営の知識を付けていかなければ」の思いが強くなっていきました。
「コミュニケーション能力」や「ポジティブマインド」などのソフトスキルは急に習得できるものではないので難しそうですが、
「マーケティング知識」や「会計知識」「法律知識」などのハードスキルは学習することである程度得られます。
自分が次に学んでいくべきはここだ、と思いました。
意識をしてどう変わったか
経営者として成長しよう、と考えるようになってからは、
読む本が大きく変わりました。
それまでは技術書や人材・組織の本をよく読んでいたのですが、
それらはいったん置いておいて、
マーケティングやファイナンス、営業の本など、
つまり「お金をどう作り出すか」に重きを置いて本を購入していきました。
そういった本を読んでいると、
「あの会社って儲かってるのかな?」と気になったときに
「<企業名> IR」で検索する習慣も自然と身に付いていきました。
ただ、自分が本を読むのが得意でなくて、
買っても積んでいく本が多いという問題もあったので、
強制的に勉強する時間を作ろうと思い、
この4月から「グロービス経営大学院」にも入学しました。
3年間やって、4年目を迎える
CTOを3年間やってきたからこそ見えてきた自分の課題だったり、
得た知識・スキルがありました。
「長くいるからこそ見えてくるものがあるはずだ」と信じて、
今までいた会社の最長記録である1年6ヵ月を
なんとかつらくても耐えて超えたいと願い続け、
無事、その2倍である3年を迎えることができました。
2年以内で退職していたら、自分のスキルはテックリード止まりだったでしょう。
それを超えての今があって、経営者としての視点が少しずつ身についてきています。
はたして4年目を終える頃には、
自分はどういった新しい成長を迎えているのでしょうか。
未来の自分に期待をしながら、また新たな1年を走り抜けようと思います☺️
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