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【調査結果】料理教室の77%が、ヴィーガン・プラントベースレッスンの必要性を感じている。

大豆ミート、植物性ミルク市場は拡大するの?

大豆ミートをはじめとする代替肉、植物性ミルクなどのヴィーガン・プラントベースの商品がつぎつぎ登場しています。趣味なびにも、昨年から「ヴィーガン・プラントベースフードに関心のある方へ商品を知っていただきたい」「ヴィーガン・プラントベースフードへの関心の高い方の集う教室はありますか?」というお問合せがとても増えています。
また、食品・飲料メーカー様より「プラントベース商品のラインナップが必要と考え用意しているが、正直あまり売れていない。どの程度生活者に求められているのか、広がる可能性があるのかまだわからない」といった声もよく聞きます。
そこで、趣味のお教室の意識度合いを把握すべく、全国の趣味のお教室に対しアンケート調査を実施しました。

『ヴィーガン・ベジタリアン・プラントベースフード意識調査』
【調査概要】
調査方法 インターネット調査
調査対象 『趣味なび』に教室登録している会員582名
(うち、料理教室131名、ヨガ・フィットネス・美容健康教室62名)
調査期間 2022年2月8日(火)~22日(火)

この調査のなかで、個人的に印象的だった結果3点をまとめます。

結果①やっぱり、料理教室・ヨガ教室に通っている人は意識が高かった。


「教室でプラントベースフード、ヴィーガンやベジタリアン、マクロビオティックについての話題が出る」と回答した料理教室は82.4%、ヨガ・美容健康教室は82.3%でありその他ジャンルの45.9%と比較して大幅に高い結果となりました。

『ヴィーガン・ベジタリアン・プラントベースフード意識調査』結果資料より

「イベント・レッスンなでで食事を提供する機会がある場合プラントベースの食材を使用したものを選択する」と、ヨガ・美容健康教室では64.5%が回答。その他ジャンルでは32.9%と大きく差が開いた。2020年のアカデミー賞で100%ヴィーガン料理が採用されたと話題になりましたが、ヨガ業界でも近い未来にそうなりそうです。

『ヴィーガン・ベジタリアン・プラントベースフード意識調査』結果資料より

結果②料理教室はヴィーガン対応レッスンが必要と感じるくらい、生活者の変化を感じている。

「ヴィーガン、マクロビオティック、ベジタリアンなどに対応するレッスン開催の必要性を感じていますか」という設問に対し、すでに対応している=21.4%、必要性を感じている=56.5%と、77.9%の料理教室がプラントベースレッスンの必要性を感じている結果となりました。
料理好きな人=健康・食の安全への意識の高い人、と言えます。そんな生活者の集う料理教室では、プラントベースフードへの関心が高く、「対応していかないとまずい!!」という先生方も危機感に近い感覚を持っているように感じました。
以前、50代の料理の先生が「35歳以下の生徒さんは、全体的にとても意識が高く、自分とはまったく違う価値観が根底にあることを肝に銘じている」とおっしゃっていたのが印象的でした。
生徒さんになり得る良質な生活者のニーズ・価値観を敏感にキャッチして、より求められるレッスンを提供できる教室が人気の教室であり続ける大事な要素です。

『ヴィーガン・ベジタリアン・プラントベースフード意識調査』結果資料より

結果③プラントベースフードを選ぶ理由は「健康」。「環境課題」「アニマルウェルフェア」の観点から選ぶはまだまだ低い。


「植物性食品を積極的に摂ろう、とする意識が以前より高まっている理由」について、健康・ダイエットへの関心が高まっているため=73.9% と言う回答が高い結果になりました。
環境配慮への関心が高まっているため=26.7%、動物福祉(アニマルウェルフェア)への関心が高まっているため=19.4%  と、こちらはまだまだ大幅に低い結果に。
ここは、私としては意外だった点です。大豆ミートをはじめとする代替肉については、環境やアニマルウェルフェアの視点から選んでいると考えていたので、同じくらいか、SDGs文脈からの関心が上回るかと思っていました。
でも思い返すと、どこの企業様も「おしゃれでヘルシー」という魅せ方をしていますよね。おしゃれでヘルシーというとっかかりから選択し、これから徐々に理解が深まり、SDGs文脈の関心に移行していくのかもしれません。

『ヴィーガン・ベジタリアン・プラントベースフード意識調査』結果資料より

まとめ

料理教室では、ヴィーガンやベジタリアンへの注目度の高まりを敏感にキャッチしており、様々な食の価値観に対応したレッスンの開催は、避けて通れないと感じていることがわかりました。

先生・生徒さんの「植物性の食品を積極的に摂ろう」とする意識も高まっています。その理由としては「健康・ダイエットへの関心」が主たる理由で、「環境配慮」 「アニマルウェルフェア」 といったSDGs文脈での判断は低い傾向にあります。

ヨガ・ピラティス・美容健康ジャンル教室の多くが、「イベント時にはプラントベースの食材を選択する」と回答したことは、我々の想定以上に多い結果となったと感じています。

これからも、『趣味なびエシカル消費推進部』の活動を通して、環境配慮・アニマルウェルフェアなどSDGsの観点からの「エシカル消費」の啓蒙・推進を拡大するとともに、今後も趣味のお教室における意向調査を実施し、皆様へ情報発信してまいります!

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