【弊社のこと】4期目スタートして、改めて。

中小企業の経営(税務会計)に関わり13年。
中小企業の経営と組織と社会を調整すること締めて17年(?)。
代表者一人の小さな小さな会社である弊社も満3才。4年目に突入した。
改めて、purposeについて書いておきたい(と感じる自他の変化を最近感じる)。


glow8のpurpose

弊社glow8(グローエイト)のpurposeとは?

光り輝く未来のために。
giving you your chance to glow

非常に抽象的で、よくありそうな言葉だが、だからこそ解釈の幅が広大で、深い意味を持つ。その解釈は私一人でも多面的だ。
purposeは比較的抽象度が高い言葉であることが多い。
その抽象的なpurposeを説明する内容は、探究し続けるほどに、具体的になり、よりフィットする表現となり、明晰化されてくるのだと、自社を捉えても顧客様企業を捉えても感じる。


弊社purposeの経緯


私個人、妊娠をきっかけに価値観が激変した。
何かより良い未来をつくる仕事がしたい、そう思うようになった。
正直、自分がそこそこ楽しんで生きるお金を稼ぐなら、会社員として税理士事務所で働くことが一番確実だ。働き続けやすい柔軟かつ精度の高い組織にいたし、転職市場に出ても税理士事務所13年の勤務経験は慢性的な人材不足業界において結構重宝してもらえる。
13年も続けたのだから、仕事自体嫌いなわけでもない。蓄積された経験からスケジュールも読みやすく、ある意味ワークライフバランスも取りやすい。安定してカレンダー通り、仕事に必要な学びを続けることで自動的に社会情勢もキャッチできる。すでに存在する税法を知り尽くすだけでも膨大な学びが必要な上、改正される税制の理解やコミュニケーションスキル、最近はITスキルも必要な仕事であり、成長欲のある私には自分から学びを探さずとも、次々と学ぶべき課題がやってきてくれる。そして、学びを社内外でアウトプットする機会もエンドレスに用意されている。毎月の月次報告、年に数回の決算関係の打ち合わせ、社内の研修、金融機関等関係各所との折衝…。安定した収入や勤務時間、新たな分野や仕事に関わる好奇心、成長欲、社会性、自己表現欲、人と関わる時間、これら全てを勝手に満たしてくれるのだ。そこで13年仕事をしてきた。
それでも、どうしても自分で仕事をつくりたかった。起業したかった。
退職時は、今思えば浅はかだった。論理的思考力や逆算スケジューリングが必須な業界に本当に13年もいたのか?というほどに。
けれど、理屈では説明できない、なんでか譲れない行動こそ、自分の人生の意義なのかもしれない、と今は思える。
(時と学びを経て、”理屈で説明できる自分の人生の一コマ”になった。)

退職後、何をするか、なんとなくは描いていたが、具体的な何かはなかった。会社員時代から仕事とは関係なくヨガを学び始め、その後もNLPを学ぶなど、漠然と「これら人に関する学びとこれまでの企業経営に関する経験を繋げた仕事で社会をより良くしたい」とだけ感じていた。
そんな中、ご縁に恵まれ、妊娠中から業務委託契約で仕事を始める。

そして、産後に法人設立。法人設立も理屈より感覚で決めた。当時の経済合理性より自分の気持ちを優先させた。息子と同い年の会社にしたい、会社としてやっていきたい(つまりは代表の私に関わらず、社会の中で生き続ける事業をしたい)という気持ちだけ。

あまりにも何も決めていないが、社名を決めずして登記も何も進まない。
こんな経緯もあり、社名がまさにpurposeとなった。
glowは、光り輝く、幸福感、満悦感を意味する英語。
8は、あらゆる方向への広がり、永遠の発展を意味する数字。
横にすると♾️(無限)であることから、無限の可能性も連想できた。
光り輝く未来のために、人の社会をより良く。
ギリギリまで司法書士の先生を待たせ、あらゆる言語を検索したが、漠然としているこの想いだけは揺るがなかった。


purposeの重要性


個人事業主での業務委託、つまり、依頼された具体的業務をこなす、ではなく、ご要望に合わせてこちらからご提案もしながら、自社サービスを模索する3年が終わった今、少しずつだが、見えるものが変わってきた。

模索=改善に繋がること、であるから、もちろん今後も模索は続く。
ただ、この模索において、随所随所で「決断」が必要になる。
多様で高速変化の情報社会の現代、この決断への労力が、経営者にとってはこれまでとは異なる次元でかかってくる。企業であっても、どんな大きな組織であっても、結局決断するのは人である。

自他関わらず、この数年間の「人の決断」を振り返る。
大きな決断ほど、最後は理屈ではなくその人の内にある「なにか」で決まっているように思う。
もちろん、決断までには数値化したり言語化したりあらゆる理屈を検討している。
この過程にpurposeがあるのとないのとでは納得感がまるで違う。

チーム内においてもだが、当記事では経営者という1人の人の話で書く。
事業運営において、あらゆる選択肢を検討するほどに、検討が深く長くなるほどに、自己信頼も揺らぎかねない。そんな時、purposeという立ち返る言葉があれば自分の内にあるものに向き合い続けやすい。

人生において死別や出産など抜本的に価値観が変わるような出来事がなければ、考え抜いて決めたpurposeが大きく変わることはない。この数年の自他共の実体験から確信している。
自身の内を探究することで一見変わったように感じることもある。ただ、突き詰めると結局変わらない。不思議なほどに。

事業運営にはもちろん波がある。そんな中でも自身の内を探究し続けることでpurposeへの納得感は強まり、自分の人生への納得感も強まる。何より、自分の人生が唯一無二であることへの納得感が強まり、毎日の人生へ感じる価値が変わる。


4期目glow8からのご提案


さきほど、「多様で高速変化の情報社会の現代、この決断への労力が、経営者にとってはこれまでとは異なる次元でかかってくる」と一見、ネガティブな時代の捉え方をした。
実際、ネガティブに感じたり、ちょっと疲弊感を感じる人もいると思う。
けれど、そう感じている人ほど、これがいい方向に転じるきっかけなのだ。

まずはこの自分のなかの違和感を無視しないで欲しい。
「なんだか時代に対応することに疲れてきた」「みんなが追っている情報にちょっと疲れた」「これまで通りしていればそこそこ生活はできる」「従業員の指導が楽しめない」「売上があればある程度納得できるが、なんか違和感が残る」

『御社の事業はなんのために存在していますか?』

(4期目はこの問いをもっと声を大に発していきたい。笑)

弊社の事業計画策定プログラムでは、まずは創業した事業主自身の人生を言葉にする。
事業の存在意義であるpurposeに向かう前に、そもそも一人の人である自分と向き合う。

人はなんのために生まれ、生きるのか?
私の答えは、「人はなんらかの志(魂の志)をもって、幸せを感じるために生まれて、生きる」

その志は人それぞれだ。
言葉としての表現が同じであっても、人それぞれ必ず違う。
全ての人が唯一無二の人生を生きている。全く同じ経験をして、全く同じ想いを持っている人はいない。誰もが自分以外替えのきかない人生をもっている。

この一人の人生を捉えた先に、事業のpurposeがある。
事業もまた、唯一無二。

自分と向き合うことは時に逃げたくもなる。
答えがない、終わりがない、現実と向き合わざるを得ないこともある。

そのしんどさを体感したからこそサポートができると信じている。


purpose経営提案の先にみる世界


最後に壮大な理想論を…。

こうしてご提案する、いわゆる「purpose経営」の先に何を見据えているのか?つまり、この提案がなぜ、弊社purpose「光り輝く未来のため」なのか?

経済社会だけを捉えたら、日本は今、スタートアップ型成長(≒急成長)できる事業創出が鍵だ。
ただ、もっと視野を広げたい。視野を広げるほどに個人ではどうにもならないことが多い。でも、視野を広げて考えてみるだけなら個人でもできる。

私たち人間は経済社会だけで存在しているのではない。
宇宙があり、地球があり、自然環境があり、動物や人が存在し、人という生き物の特性ある活動があり、経済社会が成立している。
私たちの経済活動は全体の一部でしかない。
このことを今、理屈でも体感でも私たちは突き付けられている。
経済発展だけが求められる時代は終わりがみえていると感じる。

経済成長を目的とした事業ではなく、視野の広い人の志の上にある事業が成長して、結果的に経済的にも豊かになる。真の豊かさは全体を無視せず探究した先にある。自然との調和に向き合う、「真の豊かな人間社会」は未来に存在すると信じたい。

purpose経営のための事業計画策定プログラムに始まる弊社のサービスは、企業内で調和の取れた仕組み構築と運用がゴールだ。
今期も、目の前の企業様の調和に関わりつつ、その先のこの理想を探究したい。

株式会社glow8
代表取締役 高見陽子


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