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自己肯定感はUPできるのか

こんにちは。

養生デザイン/ねむりのサロンBlue Moonの青木優加です。

今日は最近よく聞く言葉「自己肯定感」について

カウンセリングやコーチング中にも良く話題にのぼるので

私なりに考えていることをお伝えしたいと思います。

お付き合いいただけましたら幸いです。


そもそも自己肯定感とは?


みなさんは自己肯定感と聞いて、どんなことが思い浮かびますか?

「私、あんまり高くないな・・」

「自己肯定感高めたいと思ってる」

「自己肯定感高い人が羨ましい」

私自身も自己肯定感が低いと感じていたこともあり

私が自己肯定感と聞いて考えるのはこんな否定的なイメージでした。

ご相談に来られる方の中にも

「私、自己肯定感が低いんです」

「友達に自己肯定感低いって言われました」

と言われる方もいらっしゃいます。

(自分で感じるならまだ良いとしても、誰かに言われることにとても違和感を感じるのは私だけかなぁ。)

自己肯定感って言葉が曖昧だから、人それぞれの言葉の解釈も曖昧だなと最近よく感じます。

そもそもその使い方で合ってる?って思うことも。

では、そもそも自己肯定感とは?

自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉である。

ウィキペディアより

んー。

ちょっとイメージするのが難しいですよね。

一言で言うと「自分を否定しない」ことかな。

「でも、それが一番難しいんだよ。」

「自分を否定しないって意味がわかんないよ」

って声が聞こえてきそうですね。

私も自分を全部肯定することって、なかなかです。

かといって、一部を否定しているからとて自己肯定感が低いとも言えないのではないかなぁと思っています。

ちなみに私自身は

自己肯定感って、自分を否定しないことで 

さらに

相手も否定しないこと だと思うんです。

最近よく見かける自己肯定感の高め方のメソッドのようなものは

自分を受け入れる
相手も受け入れる
自分と繋がる
ありのままの自分でOKだと思う

・・それができないから困っているのに

ますます困惑する言葉が続きます。

ではなぜ困惑するのか?

それは自分のことが理解できていないからかも。

理解できて、肚落ち(はらおち)して、受け止めることができて、繋がって、肯定ができる

そんな流れが必要なのに、一足飛びにわからないもの(=いわゆる自己肯定感と言われるもの)を高めることをやろうとしても難しいかなって思うのです。

だって、それができたら苦労しないし

知らなくても出来ることは手法でしかないと思っています。

(自分を知っていくと、さらに疑問が出てきたりしてずっと続くので、自分をマイナスに見て深掘りしているとどんどんマイナスの方向に進んでしまうように感じます。このお話はまた別の機会で(個人の感想))

人と比べてしまう私、について

日本人は自己肯定感が低い、と言われているようですが

全てにおいてそうではないように思います。

人と比べてしまって自分を否定してしまうこと

他人の目が気になって自分の意見が言えないこと

自己肯定感という言葉があるから短所のように聞こえますが

一度「自己肯定感」と言う言葉を外すと

そんなに悪いところばかりでもないのでは、とも。

反対だとどうでしょう?

自分を否定することなく肯定ばかりする

他人の目を気にすることなくなんでも言ってしまう

それがめちゃくちゃ良いかと問われたら

そうでもないように思えませんか?

まずは自分は自分だと認識することから


なので、もしも自己肯定感云々で悩んでいる方は

まずは自分を自分だと認識する

ただ存在を認めることからはじめましょう

例えばだけど、
自分が猫だったとして。

人間のようになりたい気持ちがあったとしても、猫は猫であることしかできないんです。

ではどんな猫になりたい?

って考えると

まずは自分が猫だと知ることが先ですよね。

そして、あー自分は猫なんだな。

って理解して(猫が本当に思うかは別として)

だったらこんな猫がいいなって思って

理想の猫を目指す

それが出来るのはまずは、猫である自分を否定しないことから。

言い換えるなら、私で言うと

私が青木優加だと言うことを否定しないことから。

ただ自分があること、をまず受け入れることです。

理想の青木優加と、今の青木優加は違うかも知れないけど

今ある青木優加は今あるものとして否定しない。

例えがすごく極端ですが

あなたと言う人は、あなたにしかなれないのです。

他の誰にもあなたにはなれない

これってすごいことですよね。

だから他の人と比べることが悪いことではないけど、ちょっと違うくて。

目標にしたり、こんなふうになりたいなって思うのは良いけれど

あえてそこで自分を下げなくても良いということ。

理想になる人がいるとしたら、自分をマイナスに見るのではなく

まず「自分がある、自分と言う人がいる」を認識すること。(何度も言う)

比べるから上か下になっちゃうし、優劣で考えてしまうけど

あなたにはあなたの良いところがある

あなたが思っている自分の嫌だと感じるところは

誰かにとって羨ましいことかも知れません。

比べること自体がそもそも無意味

そうは言えど、書いている私自身も人と比べてしまうことはたくさんあるし

その度にちょっとネガティブな気持ちになりますが。

感情については、別のお話になるのでまた違う記事でお話ししますが

少しだけ触れると

例え自分が負と感じる感情(これも実は負ではないんだけど)を持ったとしても、それを感じている自分を否定しないで良いんです。

だって感じることだから。

嫌なことは嫌だと思っていいし、めんどくさいなと思うことはめんどくさいと思って良いのです。

ただその感情を感じた後に、どう行動するかで変わってくるよってこと。

自分肯定感はUPするのか

元も子もない話をここでしますが。

自己肯定感って上げるものではないと思っています。

身体のことを専門にしているので少し言葉の感じとして似ていると感じるのは免疫力

免疫力は上げるものではなく、ととのえるものなのですが

自己肯定感も自分の感じ方をととのえていくことに似てるなと思います。

もともとあるものを認めて、ととのえるもの。引き出すもの。

まずは自分の身体を知って、癖を知って、ここが弱いから日々健康に過ごすためにどうするか?

少々考え方や表現が粗いのですが

自分を知って認める(=自己肯定)ことも同じように感じます。

「あ、私はこう言う時にこう感じるんだな」

「こんなことがあると、こう言う気持ちになるんだな」

自分があることが分かったら、次に自分の気持ちを知る、わかるに進んでゆく感じです。

身体も、自分の特徴を知ることで体調が崩れる前に対応できる

ちょっとしんどいなって思う時に休むことができるのも

自分の身体と行動の特徴を知っているからできることです。

なので、今もしも自己肯定感が低いと感じている方も

「自己肯定感が低い」と言う言葉に縛られなくて大丈夫です。

あなたなりの
あなたの存在のあり方の理解の仕方

がきっとありますよ。


お知らせ


養生デザイン/ねむりのサロンBlue Moonでは、心のケアのメニューもお受けしています。

今回のテーマ自己肯定感についても、すごく悩んでいるけど、どうして良いかわからない、誰かにとりあえず話を聞いてほしい!など、お悩みの方はこちら(知ってスッキリコースをお選びください)でお悩み相談お受けしています。

どうぞお1人で悩みすぎることのありませんように。

特に秋は淋しさや孤独を感じやすい季節。

また夏の疲れから身体がバテてしまっていると心も元気がなくなってきます。

さらに夜が長いと考え事をする時間も増えますよね。

全て季節のせいにしてしまうのもアリですが、本当にお辛い時は我慢しすぎずお早めに。

養生デザインのココロケアの入口はこちらにも。

毎月開催のちえなみきさんでのワークショップ。

第11回目は「こころと安らぎ」をテーマに開催します。


養生デザインでなくても、どこか、どなたかに助けを求めてくださいね。








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