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よーじやが10割そばをやる理由
よーじやグループは、新業態の店舗として、国産そば粉を使用したこだわりの十割そば(以下そば)をワンコインからリーズナブルに楽しめる「十割蕎麦専門店 10そば」を2022年6月1日(水)、京都市御幸町御池にオープンします。
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あぶらとり紙でおなじみ、京都観光でおなじみのよーじやが地元客をターゲットに全くジャンルの異なるセルフ式のそば店をオープンする。
多くの方は想像がつかない出店だと思います。
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中には、代替わりしてよーじやブランドを棄損すると批判的にとらえる方もいらっしゃるかと思います。
そのような批判も覚悟で強い信念にてそば店をオープンします。その思いをこれより説明しますので最後までご覧いただけると幸いです。
①実は飲食店を経営していた
よーじやではこれまで公にはしていませんでしたが、よーじやカフェ以外に複数店飲食店を運営していました。そばもその一つでした。
ただ、祇園という立地もあり平均単価が1400円ほどで観光客が多くいる日には列ができることもあったが、平日には空席が目立ちました。
これはよーじや全体が課題としている「観光に依存」し、外部要因の影響を強く受ける状態と全く同じでした。
しかしながら品質にこだわって作ったそばは地元の方を含めもっと幅広い方々にご利用いただける可能性がある。
会社として目指している「脱観光依存」を実現できる店舗ではないかと考えるようになりました。
また、そば以外の飲食店はコロナの影響を受けすべて閉店に至ったなか、それでも会社に残ってくれた各店の店長たちととことん話し合い、どうせやるなら本気で成功できる店づくりを目指すことに納得してくれました。
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おいしいものを提供できるノウハウがあり、新たなチャレンジができるスタッフも揃っている。
そういったことから、このたびコンセプトの見直しとともに場所を新たに移転オープンする決断をしました。
②長期目標は今までの踏襲ではなく、新たな売上の獲得
私は繰り返し、「脱観光依存」と発言しています。「脱観光」ではなく、「脱観光依存」です。
老舗はどうしても「伝統」という言葉がにあいます。新しいことを始めることに抵抗を覚える方もいらっしゃるかと思います。
ただ、現実は厳しいです。コロナ前よりあぶらとり紙の需要は年々低下。全体売上も右肩下がりです。
近年はインバウンド比率も増加し、全体の4割がインバウンドによる売上でした。
同じ商売を継続することをしてきた結果、売上が減少しています。これが厳しい現実です。さらに悪いことにウイルスが蔓延しました。
私はどのような批判を受けようともこれから数十年生き残るために、新たな売上を獲得する努力をすることを選びました。
よーじやの京都観光としての価値を守りながら、新たな「脱観光依存」への挑戦も続ける。
よーじやの「脱観光依存」の隠し玉ともいえる存在が10そばです。
そばはこれまでのよーじやのメイン顧客層とは異なる皆様がターゲットです。
本気でたくさんの京都の方にお越しいただくことを目指し、10そばは6月1日に開業致します。
課題も多くあると思いますが、よーじやの10そばをこれからどうぞ宜しくお願い致します。
よーじや 代表 國枝 昂