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果物を過信するな
よく売れている健康本。最近この手の本をたくさん読むが、読んだだけで満足して、実践しないことが多い。エッセンスをぎゅぎゅと圧縮して、時々見直したい。なおこれは1章のエッセンスであり、読みどころはその後にあるので、ぜひ実際に読んでみてください。
何が危ないか
高血糖と血糖値スパイク:
食後に急激に血糖値が上昇する食べ方は、糖質疲労を引き起こす可能性がある。これは、パフォーマンスの低下だけでなく、美容にも悪影響を与える可能性がある。
果糖の摂取は中性脂肪になりやすい:
果物に多く含まれる果糖は、体内で中性脂肪に変わり、肥満や脂肪肝を引き起こしやすくなる。また、インスリンの働きを弱めることも報告されています。
スムージーの朝食は必ずしもよくない:
忙しい朝にスムージーを朝食代わりにする習慣は、健康や美容のために良いと考えられがちですが、実は糖質疲労を招きやすい食べ方だ。特に果物に含まれる糖分が多いため、食後高血糖や血糖値スパイクの原因となる。
糖質の代わりにタンパク質を:
健康的な食生活を維持するためには、適正な糖質摂取が重要。糖質を適度に抑え、たんぱく質や脂質を十分に摂取することが推奨される。
カーボローディングの副作用:
ランニングやマラソンの前に大量の糖質を摂取する「カーボローディング」は、持久力の向上を目指すものですが、やり方次第では糖質疲労に繋がる可能性がある。
食後に急激に血糖値が上昇する食べ方とは
三角食べ:ごはんとおかず、汁物を交互に食べる「三角食べ」が、行儀がよく消化も良いとされてきたが、実際には血糖値スパイクを引き起こす原因になる。
ケーキバイキングは果糖の過剰摂取:
ケーキバイキングでケーキとフルーツを一緒に大量に食べることが、血糖値の急上昇につながります。特にフルーツの果糖は危険。
朝の食事 特に注意を:
早朝は血糖値が急激に上昇しやすいタイミングであり、甘いものを食べるとさらに血糖値が上がりやすくなる。そのため、朝食では糖質を控えめにし、たんぱく質や脂質を十分に摂ることが望ましい。
食べる順番は野菜から:
食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」や、「カーボラスト」(糖質を最後に食べる)を実践することで、血糖値の上昇を緩やかにすることができる。
それでは筆者は何をどう食べているか
筆者は以前、昼食後に強い眠気に襲われ、集中力が途切れそうになる日々だった。
現在の食生活:ロカボ(低糖質)を実践するようになり、これらの悩みはなくなった。
具体的な朝食メニュー
チーズたっぷりオムレツ(卵3個使用)
ツナサラダ(オリーブオイルをたっぷりかけて)
ブランパン(バターをたっぷり)
無糖、高脂肪タイプヨーグルト(人工甘味料をかけてかき混ぜる)
ナッツ
コーヒー(生クリーム入り)
このように、筆者はむしろ脂質やたんぱく質を豊富に摂る食事を心がけている。
ええ、スゴイね。こんな風に食べていいんですかね。
特に卵をこんなに食べるのは抵抗があるが、最近の健康本では、卵を極端に避けることは意味がなく、むしろ健康にプラスではないという記述が多い。
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