経営者は大袈裟なくらいの方が丁度良い
昨日の投稿で航空会社のサービスレベルが高い要因として考えられることを5つ挙げました。
その中の5つ目の要因「非日常に携わっている」ということは「飲食店にも当てはまる」ということを書きました。
それに対して、「いや、食事は毎日食べるものであり、飲食店は非日常ではない」という意見もあるでしょう。
しかしながら、私は「そんなことはない、外食は非日常である」と考えています。
毎日外食する人にとっては外食は「非日常」ではないのかもしれません。
しかし、外食を提供する飲食店の立場としては「非日常であると感じてもらえるような体験を提供したい」という気持ちです。
・素晴らしい時間を過ごせた
・幸せな時間を過ごせた
・充実した時間となった
等と思ってもらえるのが理想です。
「何を大袈裟な」と思われるかもしれませんが、経営者は大袈裟なくらいが良いのです。
それを真顔で真剣にスタッフに言い続けるのです。
「社長は大袈裟すぎるなあ」と思われているかもしれませんが、そう思われるくらいで良いのです。
真顔で「飲食店もディズニーランドと同じ」だと言い続ければ良いのです。
真剣にスタッフに言い続ければ、それが当たり前になっていきます。
お客様に「非日常を提供する」ということは突拍子もないことをしてびっくりさせるということではありません。
日常では味わえないような幸せな時間を提供するということです。
常にそう言った気持ちでお客様に接することが大切です。
「テーマパークのスタッフや航空会社のスタッフにも決して劣らずにプロとして非日常を演出するんだ」
そんな強い気持ちを持つことが大切です。
その為には大袈裟だと思われるようなことも経営者は真顔で言い続ければ良いのです。
スタッフに陰で失笑されるくらいでも良いのです。
真剣に言い続ければ自然と真剣さが伝わります。
「ああ、社長は本気なんだ」と思われるでしょう。
しつこいくらい言い続けることが大切です。
言い続ければそれが大袈裟ではなく、当たり前になっていくのではないでしょうか。