廃業する飲食店の特徴
飲食店における成功の定義は様々ですが、ここでは「継続的に利益を出し続けること」と定義します。
飲食店における成功の特徴は立地や業態や規模やその時代背景や周辺環境、経営形態等により実に様々かと思われます。
一方で利益が出ずに資金が足りなくなって廃業してしまう飲食店の特徴はある程度共通しているように思えます。
但し、この特徴を持っている飲食店でも成功しているお店はありますので、この特徴があるから廃業するということではないということを補足しておきます。
あくまで私の主観ですが、廃業する飲食店の特徴としては下記のようなことが挙げられるのではないでしょうか。
・店内清掃が行き届いていない
・スタッフのサービスに気持ちがこもっていない
・料理に特徴がない(可もなく不可もなくといった感じ)
・メニューにお店の意志が感じられない
・店内の雰囲気がなんとなく良くない(空気がよどんでいる)
・入口が汚い
・照明が一部切れていたりや壊れたままになっているものがある
・スタッフ間の私語が多い
・お店が忙しくない時に何もしていないスタッフがいる
・お店のコンセプトが明確になっていない
・いらっしゃいませ、ありがとうございました等の基本的な挨拶が出来ていない
・価格設定が間違っている(安すぎる等)
・スタッフ間の雰囲気が良くない(関係が良くない)
・スタッフが多すぎる
・味の調整が出来ない(店主が頑固等)
等々、実はどれも改善することが簡単なものばかりです。
廃業する飲食店が多いということは、この簡単なことが出来ないお店が多いのではないかと思ってしまいます。
しかしながら、この単純で簡単そうなことを継続して実行し続けていくことは難しかったりします。
但し、意識して努力すれば継続できることだと思いますので、逆に考えればこれらを継続して行っていくことで廃業のリスクを低減させていくことが出来ると思います。
飲食経営は結構単純だったりします。
単純なことを徹底して継続できることが「廃業しない」秘訣ではないでしょうか。