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メンバーの意見を尊重する
経営者であってもその意見が100%正しいということはありません。
判断を間違うことも多々あります。
一緒に働くメンバーと意見が相違することもあります。
経営者が正しい場合もあれば、メンバーが正しい場合もあります。
経営は小さな意思決定の積み重ねです。
経営者にしか出来ない大きな決断もありますがそうでないものも沢山あります。
もちろん経営は全ての決断の積み重ねなのでどの決断も重要です。
重要な決断とそうでない決断があるということを言っているのではありません。
先日もピクルスの作り方で意見の違いがありました。
私は過去に仕込みが追いつかずにピクルスが欠品する状態が多かったので、ピクルスの仕込み方法をシンプル化して再スタートするように方針決定しました。
そのレシピも私がいったん決めました。
それに対してメンバーからそれだと味に特徴が出ないので手間をかけてでもこうすべきだとの提案がありました。
過去の経緯からその仕込み方法だとまたやらなくなってしまうリスクがあると思いましたが、それを伝えた上でメンバーのレシピでやることにしました。
・安定的にお客様に供給できる価値
・美味しいものを提供する価値
・仕込みが継続できることで食材ロスを削減できる価値
等、意思決定により得られる価値と得られない価値があります。
全ての価値が得られれば申し分ないですが、多くを求め過ぎてもうまくいかないことも経験上わかっています。
しかし、今回の提案は価値が「味」という面だけ見れば価値が向上する提案です。
更に仕込みが継続できれば全ての価値を満たせます。
うまくいかなければその時にまた方針の見直しをすれば良いのです。
オペレーションの面は横に置いておいても、味を向上させる提案をしてくれたこと、実際に味のレベルが向上したことに感謝してメンバーの意見で取り組むことにしました。
今回のケースはあくまで1例ですが、メンバーの意見を尊重することが大切です。
現場(店)にいて実際に仕込みをするのも、お客様と接しているのもメンバーです。
意見の相違が生まれた時は現場の意見を尊重するという姿勢が大切だと思っています。