新卒飲食起業で失敗しない方法⑤
昨日は「新卒飲食起業で失敗しない方法」の下記の5つのポイントの内「③真面目にコツコツ休みなく働く」について説明しました。
①初期コストを抑える
②小規模店舗でスタートする
③真面目にコツコツ休みなく働く(無駄遣いをしない)
④来店してくれたお客様に画一的ではないちょっとしたサービスをする
⑤日々の損益計算をきちんと行う
本日は「④来店してくれたお客様に画一的ではないちょっとしたサービスをする」ということについて説明します。
「ちょっとしたサービス」に関してはこれまでの投稿で何回か説明してきました。
重複してしまう部分もありますが、おさらいの意味も込めてここでも説明していきたいと思います。
お客様はお店の人に自分が歓迎されているのかどうか不安になることがあります。
商売をしていれば、歓迎しないなんてことは常識的にありえないと思いますが、ほとんどのお客様は商売経験がありません。
その為、入店時に「いらっしゃいませ」の挨拶が聞こえなかったり、「ありがとうございました」等の言葉が聞こえなかった時は自分が歓迎されていないのではないかと不安になってしまうことがあるのです。
そういった場合はまず再来店しにくくなってしまいます。
歓迎されているかどうかわからないお店に再来店することは勇気のいることです。
人間は神様ではありませんので、ミスも発生します。
100%完璧な接客なんてそもそも不可能です。
声かけしたつもりでもお客様には聞こえないこともあるのです。
笑顔で接客したつもりでも、笑顔がなかったと感じてしまうお客様もいるのです。
そういった誤解や不十分な点を補うのがちょっとしたサービスです。
サービスの内容は何でも良いのです。
原価なんてたかが知れています。
ちょっとしたサービスをすることで、お客様に「自分は歓迎されている」と感じてもらうことができます。
お互いに会話が苦手であっても、そのサービスがきっかけで会話ができることもあります。
ちょっとしたサービスは、
・歓迎の意味を伝える
・感謝の気持ちを伝える
・会話のきっかけを掴む
・再来店のきっかけになる
・誤解を解消する
・欠点(不十分な点)を補う
等々、様々な効果があります。
かかる原価の数倍もの効果があるのです。
「お客様にちょっとしたサービスを」
このことを毎日意識しながら営業してみてはいかがでしょうか。