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言葉の宝箱 1044【間違ったことをした人が反省したら、やり直せる程度に、世界は優しく在ってほしい】
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『スクールセイバー』須藤靖貴(小学館文庫2013/2/11)
イッカンこと桐野一寛は母校の珠城学院高校に新任教師として赴任した。
ある日誘われるまま、用務員、荒井の店である
もつ焼き『あらい』に行くと、そこには個性的な先輩教師が揃っていた。
最後に教頭が合流して、「今回のミッション」についての話が始まった。
どうやら、このメンバーで学内のトラブルを水面下で解決せよというのだ。「教師と生徒の親が不倫?」「近所の高校から決闘状が!」
「校長が狙われ殺人未遂に?」などの事件を
「生徒を助け、学園を守る」ために動き出す。
解説に
「そしてなにより同意するのが、作者の社会や人間に対する姿勢である。
頑張っている人が報われる程度に、世界は正しく在ってほしい。
間違ったことをした人が反省したら、やり直せる程度に、
世界は優しく在ってほしい P213」 とある。
そんな話が4話連作短編集。
コミック感覚でさらっと気持ちよく、すかっと心地よい時を過ごせた。