「考えれば考えるほど、よい答えが思いつかなくなるらしい・・・」
今年の11月下旬「勤労感謝の日」が木曜日であったことから、久々の飛び石連休となりましたね。
その中日の金曜は平日。。。
さて、出勤しようか、休もうか・・・。
あれこれ考えどうしようか迷いましたよね(緊急案件等がない限り・・・)。
でも、そういうことをあれこれ考えこんでいると、人間はおおむね出勤すること(イヤなほう)を選んでしまうのだそうです・・・。
残念ながらこれは人間の習性。。。らしいのです。
◆ネガティブ思考がデフォルト?
人間という生き物は、イヤなことに何かと気が向いてしまう(意識してしまう)生き物なので、「疲れたなぁ」「出勤したくないなぁ」と思っても、意に反して出勤するほうを選択しやすい傾向にあるそうですよ。
これは、人間が完全なものより不完全なものに意識をもっていかれるということに由来するそうです。この習性は、発見したロシアの科学者名から「ツァイガルニク効果」というそうです。
◆欠点とかキズとかが気になるワケ
たとえば、まん丸のピンポン玉と凹みのあるピンポン玉を並べておくと、人間は無意識に凹みのあるピンポン玉に目がいく。
卵ケースに並ぶ卵の中に、ひとつだけ割れた卵があるとそれに目がいく。
広くまっ平らな舗装路に一か所だけクラック(ひび割れ)があると、そこに目がいきクラックの上を歩いて(走って)しまう。落とし穴も、そこに穴があるとわかっているからこそ、穴に落ちてしまう。
残念ながら、うまくいくことよりもうまくいかないことのほうが記憶には刻まれやすい原因は、こういうことなのかもしれませんね。
意識しないとネガティブになってしまうし、どんどんしんどくもなります。
ポジティブに生きるのは、けっこう大変なことのようですね。
◆ほどほどに諦める
こんな身近なこと↓も「ツァイガルニク効果」のひとつなんですと。
TV番組の「答えはCMのあとで!」と言われると、気になってチャンネル変えられなくなること。
TVショッピングで「詳しくはwebで!」と言われると、気になってついついアクセスしてしまうこと。
こんなことは、日常のあちこちで起きているでしょうか。
つまるところ、大切なのは“ほどほどで諦めましょう”ということかもしれませんね。
◆完璧を目指さないほうがよいこともある
人間は、不安や心配が多いとき、ついつい突き詰めて考えてしまいますし悩みます。
頭の中だけで深く考えないよう、意識的に心にブレーキをかけておくことも、今の時代は必要そうな感じです。
いっそのこと、深く考え込み迷う前に直感で動いてみる(言葉に出してみる)というのはいかがでしょうか。案外、そのほうが優れた答えに向かうかもしれませんし。
以上でした。
yoitenki4110