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『梨泰院クラス』所感と自分語り(#1?)

ネタバレ注意です!

第15話について

綴りたいことができました。
もし最後までお付き合い頂ければ
嬉しく思います。


韓国ドラマは一旦見るとハマる!
と聞いていて、にも関わらず
重い腰が上がらず
しばらく月日が経ち
ある時急に『愛の不時着』を鑑賞しました。
全16話の中で4話あたりから最終話まで
涙が止まらなかったのを
鮮明に覚えています。(笑)


そこから友人に勧められて
今回『梨泰院クラス』を
観ることになったのですが


確かに下克上ストーリーは面白い。
でもどこか『愛の不時着』と比較してしまう
自分がいました。

そもそもジャンルが異なるので
比較すること自体ナンセンスなのは
理解していますがそれでも
観ていて生意気ながら

「ふむふむ面白いな」と

たまにうるっとするくらいで
そのまま15話まで来ました。

この回はなんだか

「   生きろ  」

と言われているみたいでぐっとくるものが
ありました。


主人公セロイが危篤状態で中々目を覚まさず

彼の夢の中で
亡くなったはずの父と
何気ない日常が流れます。

違和感を覚えつつもセロイは
大好きだった父が目の前にいる
喜びを噛み締めているようでした。

夢が進み彼らはある橋に到着します。
なんだか異様な雰囲気が流れ
どうやら
「この橋を超えれば苦い夜は来ない」
というのです。

つまり彼の父が本来いる「場所」
なんだと思います。

言語化するのが難しいですが
ここで私は生死をさまよっているセロイは
死の方向に強い力で
引き寄せられていたと思います。

信念を持って生きろ
という父が優しくセロイを呼ぶのは
なんだか違和感があります。

彼の父ならきっとそんなことは言わないのではないかと思いました。
そういう意味で彼は本当に危篤状態だったんだと思います。


結局彼は行きませんでした。

「むごい人生を何度でも」

感慨深い何かがそこにはありました。


その「場所」に向かって歩いていく
彼の父の姿は儚くて弱弱しくて
若者の強さはこれっぽちも
感じませんでした。

そこに不謹慎ながら自分の両親を
重ねて涙が止まりませんでした。

いつかはこうなる。
こうなったら私にも
こういうものが見えるのか。

どんな風に両親は「そこ」に
行ってしまうんだろう。

そもそも物語序盤からセロイは父を亡くしますが、私なら既に耐えられません。


ましてやひき逃げされ、
仮に父がそれを望んでいないと
理解をできても
自分が犯罪者になってでも
相手をこの世界から
消したい一信だと思います。
というか消します。

もう自分には何も無いから。
こんな世界相手が息をする必要も無いですが
自分も生きている意味を
感じなくなります。


まさに七転び八起きでセロイの人生は描かれていますが
私には本当に信じられません。


人生ってつらいでしょ?
もし来世があるなら私はもう生まれたくないな

イソの言葉に激しく共感しました。

でもイソのようにセロイを見ていると

「むごい人生を何度でも」

なんだか自分も同じことをこの先
思いそうな予感がします。


高校生の時本当に本当に
嫌な時期がありました。
私の場合は友達が理由でもなく
親が理由でもなく
だからこその心苦しさがありました。


本当に嫌なのに
みんなと会えなくなるのはやだ
お父さんやお母さんと
一緒じゃなくなるのはやだ
と思っていました。


自傷行為は一切しませんでしたが
体重は半年で15kg落ちました。

食べ物が本当に入らず
食べたいと思うこと自体が醜く感じ

気付けば
起きているのか寝ているのか
自分でもよく分かりませんでした。


人に迷惑ばかりかけていたと思います。
毎日泣く体力だけはありました。
それでも学校に向かう途中
歩くのが本当に疲れました。
急な体重減で足に力が入らず
いつもいつも
ふわふわとした世界でした。


それでもその嫌だという対象には
いつも必死に憤りを感じ
それでも消えられない
自分もいやでした。

私が食べないから
母が引きつった笑顔で
何度も何度も食事に連れて行って
くれたのも鮮明に覚えています。

母が進んで食べている姿を見て
それを見ていると
いつもよりか食べられたけど
私になれない母は
きっともっと苦しかったと思います。

自分がこの世から要らないとも
本気で思っていて
両親にもこんな私でごめんと
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

ここでドラマに戻りますが、(笑)
だから私はセロイの行動が信じられないし
それと同時に強いメッセージを
感じました。

生きてさえいればこんな世界が見える


そんなことを言われているような気がしました。

総合的に見ると辛いことの方が多いけれど
むごい人生だけれど

何度でも
そんな風に思えるって

言われているような気がしました。
それと同時に両親を
もっともっと大事にしようと思いました。


それでも私は
セロイと同じ選択はしないだろうけれど
あったかい気持ちになりました。

暖かい、じゃなくてあったかいです。


父と母の背中が小さくなりすぎる前に
こんな私でごめんと
思わず居られるようになったら
本望です。
自己肯定感は高いのに
ここだけは自信がないです。

小さくなっても
ゆっくりゆっくり
追いかけていけたらなと
思います。



なんだか本当に自分語りになってしまったけど
うん、書き続けることが大事。

今日はここまで❕


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