長い文章、短い文章、メディアにあわせて書くこと

ライターになった頃はSEO記事を執筆することが多かった。2,000字や3,000字から始まり、10,000字なんてのもあって大変だったけど、慣れると3,000字くらいは苦にならない。

いま、300字程度でスポット紹介をする原稿を書いている。これがなかなかむつかしい。油断すると500字近くになってしまうので、書いてから推敲し無駄を削る。京都ライター塾で学んだ「小骨をとる」という工程だ。

キャッチコピー、画像キャプションにも気をつかう。初めてのメディアならなおさら。既存記事をしっかり読み込んでトーンをあわせ、つかう表現、つかわない表現を把握する。

メディアの特徴をとらえて書くときは別の人物が憑依する気がする。テンション高めの記事を書くときは元気でアクティブな女子、BtoB案件のお堅い記事ではスーツをびしっと着こなすサラリーマン、はたまたおでかけ好きなグルメ女子になりきって、おすすめ紹介します！などなど、カメレオンのように書き分ける。

人によってはテンションが違い過ぎる案件は苦手と聞くが、私の場合、テンションよりも、そのジャンルに興味があるか否かが大切らしい。
（いろいろ試した結果、これに気付いた）

いまも対応ジャンルはバラバラだけど、どれもこれまでの仕事や趣味の経験が役立っている。「いやこれは無理」っていう案件をいま抱えていないのは恵まれている証拠。でも自分の新しい可能性も見つけていきたい。