マガジンのカバー画像

私の山道具・山の記録

11
愛用している山のウェア・ギアを紹介するコラム。山でも街でもつかえるウェア・ギアを探すのが趣味です。ときどき登った山の記録も。
運営しているクリエイター

記事一覧

リニューアル後の黒百合ヒュッテに小屋泊しました(2024年9月)

小屋泊はオンライン予約可能宿泊予定日の30日前からオンライン予約ができます。オンラインの場合は事前決済、電話予約は現地決済です。 ⇒黒百合ヒュッテ宿泊予約 わたしが希望していた日は、既に個室が予約不可だったのですが、数日前に空きが出ました。2日前までキャンセル料がかからないので、仮押さえする人がいるのかもしれません。 小屋泊の料金(大人2名・個室の場合)大人2名で個室利用の場合は、1泊2食付きで計27,000円です。 もともと個室がうまっていて相部屋を予約していたのです

¥300

【北八ヶ岳ハイキング】苔の森と山小屋グルメ

登山をはじめたときから憧れていた北八ヶ岳・黒百合ヒュッテに行ってきました。大阪から長野まで高速道路で5~6時間かかる遠い道のりだけど、しっかり計画したおかげで、やりたいことがすべて叶い大満足でした! 1日目:大阪~長野へ。白駒荘に泊まる長野までいくとき、一日目はたいてい移動のみ。去年は車中泊したけれど、9月なのに暑くて眠れないし、体もがちがちになるんです。今年は奮発して、湖畔沿いの山小屋「白駒荘」に宿泊しました。 (1泊2食付きの個室プラン!) ここがすごいのはお風呂がつ

12年前の今日撮った、大雪山系・黒岳の画像を発見

クローゼットを整理していたら、むかし愛用していたデジカメが出てきた。充電して画像を見てみると、なんと!2012年に登った北海道の黒岳の画像が残っている。 もう画像が残ってないと思ってたからうれしいし、札幌に住んでいた頃がすごく懐かしくなった。 このときの日程は、2012年9月15日~16日。予定ルートは、1泊2日で黒岳~北鎮岳~愛山渓までの行程。残念ながら悪天候のため、黒岳~北鎮岳までのピストンになったけれど、縦走登山2回目で、何もかも新鮮でとにかく楽しかったことを覚えて

山の日に金剛山へ

ここ数年、山の日には金剛山に登っている。川の流れに沿って歩けるお気に入りのコースがあるのだ。 平地は37度の猛暑。でも木々に囲まれた山の中は涼しいし、ときどき川の水を触ると冷たくて気持ちがいい。木陰に吹く風もいつもより心地よい。 何度も渡渉してどんどん標高を上げる。今日はすごく調子いい。マシンピラティスで足腰を鍛え始めたおかげかもと思いながら登る。このルートはあまり人と会わないので自分たちのペースで進めるのもいいのかも。 ときどきひっそりと咲く小さな花に出会える。それを

山も街もVivobarefootのシューズで歩く

私はパンプスが苦手だ。どれを買っても合わないし靴擦れする。窮屈で歩きにくいし、いざというとき(?)走れない。だからいつもアディダスのスニーカーを愛用していた。これに出会うまでは。 Vivobarefootで膝痛から解放山では一般的なミドルカットの登山靴を履いていたが、あるとき、以前から気になっていた「Vivobarefoot」のシューズを買ってみた。 いつも行く登山ショップで扱っており、足の感覚を鍛えられると聞いて試したくなったのだ。 購入して4か月目くらいに熊野古道の小

【須磨アルプス】スリルと縦走気分を満喫

急な岩場を歩く「馬の背」で有名な須磨アルプスへ。 今回は、JR須磨駅から板宿駅まで電車でつなぐルートを選択。 駅を降りると目の前に海が。潮干狩りしたい気持ちをおさえて、登山道へ向かいまずは鉄拐山ピークを目指す。 山頂は開けていて、神戸の街並みはもちろん、大阪湾も望める。まだ予定ルートの半分も歩いていないのに達成感でいっぱいだ。急な階段を下りて次のピークへ。 途中にある「おらが茶屋」ではランチやケーキを味わえる。建物は高台にあり、3階の展望台からの眺めも絶景だ。今回はおに

【武庫川渓谷】廃線跡ハイキング

快晴のGWに前から気になっていた武庫川渓谷へ。JR福知山線の廃線跡がハイキングコースになっており、トンネルや橋梁などの鉄道遺構と渓谷美を楽しめる。 今回は、JR生瀬駅からスタートして武田尾駅を目指す王道コース。歩行時間は2時間くらい。まずは駅から渓谷に向かって一般道を歩く。車がビュンビュン横を走っていくが、ガードレールや防護壁?みたいのがあるので安心して歩ける。渓谷の入り口には仮設トイレもあった。 渓谷と新緑を眺めながら進むと一つ目のトンネルに到着。ここでヘッドライトを取

【京都・大文字山】蹴上〜大文字山〜火床〜銀閣寺ルート

朝6時に起きて、京都へ。本当は京都一周トレイルの東山コースを歩こうと思っていたが、テント泊できる場所がなさそうなので、一部のコースを楽しむことにした。 蹴上駅に着くと、たくさんの人で賑わっている。連休と久しぶりの晴天が重なり絶好のお出かけ日和だ。 インクラインを抜け、京都一周トレイルの道標を頼りに登山道へ進む。夫は買ったばかりのカメラで、お花や風景、ときどき私を撮っている。 日向大神宮の鳥居を抜けると天の岩戸くぐり。開運厄除けのご利益があるそう。今日も怪我なく無事に下山

【山ウェア】通気して保温する「オクタライニングのカーディガン」

山に登るとはじめは寒いがどんどん体が温まり、あっという間に暑くなる。上着を脱いで歩いていると、今度は休憩で立ち止まったときに寒くなる。脱いだり着たりは面倒だが、登山において行動中の体温調節はとても大切だ。そんなとき重宝するのがアクティブインサレーションと呼ばれる行動着。 表面はサラッとしたナイロン素材、裏側はふわっとした素材で、ものすごく通気性がいい。風がビュービュー吹く日に街で着ると寒いけど、屋内だと温かい。表裏で異なる素材のウェアはたくさんあり、このアイテムは繊維メーカ

【山ウェア】毎日着ているULSUS(ウルサス)のジップフーディ

1年くらい前からずっと、登山用のインサレーションを探していた。もこもこしたダウンや中綿ではなく、トップスの上に羽織れる薄手のタイプ。テント場や寝るときの保温着としてもつかうから、軽くてコンパクトになることもマストだ。 OMMやセンチデザインも気になっていたが、すぐに売り切れてほとんど手に入らない。それにもう少しかわいいデザインのがないものか、そんなときInstagramで見つけたのが、台湾発のブランドULSUS(ウルサス)のジップフーディ。国内にある山のセレクトショップで、ち

小蓮華山の稜線に魅了された

北アルプスでテント泊をするのが憧れだった。 せっかくなら絶景を望める山で稜線歩きを楽しみたい、そう思い白馬岳を選んだ。 白馬大池のテント場を出発し、ザレ道やハイマツ帯を登る。途中で雷鳥の写真を撮ったり、そーっと観察したり。さらに登って船越の頭に到着。すると、YouTubeで見て憧れていたうつくしい稜線が目の前に現れた。小蓮華山だ。 雲がかかりなんだかラスボス感がある。「ここ登るのかぁ」と「あぁ頑張ってよかった」が入り混じる。一歩進むたびに写真を撮るのでなかなか進まない。前