水茄子 2018/07/16
水茄子の存在論的なことを考えたりします。
水茄子の醍醐味は虚なのか、それとも実なのか。
旨さや甘みの柱となるのは名の呈すとおりに迸る水分にあるはずなのにその水分は水茄子の実質的な身ではなく精神的な構造物として感じてしまう。
ウスウスの皮はパリッと張りがあって、中の身質は肌理の細かい質実剛健さを擁する。さくりサクリと噛むごとに皮、身質、水分という単純な構成が歯と歯肉を悦ばせる。そして単純なものほど存在としては難しいものであり、有難みが募るばかりなのである。
【疑問】
売られている糠床漬けは綺麗な壮麗なシアン色なのに自宅で糠床に漬けるとこの綺麗な表面の色が抜けて白っぽく変色してしまう。色止めにミョウバンが必要なのだろうか?やはり色は綺麗な方が不思議と食欲を唆るものであると痛感している。