酔いどれ歯医者

1971生誕・大阪・日本酒・ワイン・ジントニック・自炊・薔薇色騎士団no.157・シガー。渡航先の好みは香港、イタリア(特にミラノ〜中部フィレンツェ)。好みのエアーはCathay Pacific、ホテルはMandarin Oriental

酔いどれ歯医者

1971生誕・大阪・日本酒・ワイン・ジントニック・自炊・薔薇色騎士団no.157・シガー。渡航先の好みは香港、イタリア(特にミラノ〜中部フィレンツェ)。好みのエアーはCathay Pacific、ホテルはMandarin Oriental

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居酒屋 2018/07/28

この店を居酒屋という括りで呼んでしまっていいものか否か迷ってしまうくらいにクオリティが高いのであるが店主が標榜するに店名が「酒や肴よしむら」とあるし、周りの方々の認識も居酒屋であるから居酒屋でいいのだと思う。 大体毎週土曜日はどこかで独りで呑んでいる。 あら、寂しいのね?ということはなく、子供が生まれて家族が増えた頃からなんとなく土曜日の仕事後の愉しみのルーティンとなった。独りでの時間が持てると自分自身のこともなんとなく考え馳せることができるし、逆に今のその場にいない家族の

    • NCU・7日目 2017/09/20

      連日の15時での面会に伺う。 後頭部の開頭部位からのドレーンが除去される。廃液と出血塊の除去がスムーズに進んで問題ない状況までに脳内の実態的には改善されたからである。炎症と治癒の過程から鑑みても手術から1週間なので順当な経過とみていいだろう。 喉の痛みもあってまだほぼ発話には至らない。 点滴用導管と経鼻菅が差し込まれてるだけの状況になったのだが逆に管の本数が少なくなったことで残った導管の存在が気になり、痒さもあってか無性に無意識に導管を外したくなるみたいである。それを阻止

      • NCU・6日目 2017/09/19

        母親が手術の麻酔鎮静から覚醒できて峠を越えたという判断がついたので元々予定していた京都で9/17(日)から9/18(祝・敬老の日)にかけて一泊の宿泊に出かけてきた。まだNCUのベッド内から起き出る元気や能力、体力ともにない状況なのでリハビリテーションが始まるもののベッドの上での確認事項みたいなことになる。手は動かせますか?右手の人差し指を私のこの指に触らせること、タッチさせることができますか?この物を掴んでみてください。簡単なようなことだけれどもこれがなかなかスムーズには事が

        • NCU・2日目 2017/09/15

          NCUとは「脳血管障害術前および術後急性期の脳神経外科系重症患者を収容している集中治療室」になるので厳重に管理されている。予断を許さない状況にある重篤な患者の容態を逐一24時間に渡って管理するという名目と二次感染、院内感染を予防する為に外的要因を極力遮断するという目的もある。 であるから当然面会時間も制約されていて基本的に何か特別な重要な用事や用件がない限りは面会時間は午後15:00〜15:30と決められている。面会申請にあたっては面会開始時間である15時の前にNCU病室前

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        • 介護生活
          5本
        • recipe
          1本
        • voyage
          0本

        記事

          残された物たち 2017/09/14

          今現在、母親の介護生活に直面しているので折角だという思いで脳出血で倒れた状況から記憶を呼び起こしてノンフィクション的に文字として残しておいた方が誰かの役に立てるのではないか、役にたてないまでも自分たちの過去を、一歩一歩回復してきた道のりを明記しておくことが石杖になるのではないかという発想で書き起こし始めました。誰にでも起こることではないけれども、しかし突然に同じような境遇に遭遇することは世の中にはたくさん事象としてあります。 母親も一昨日までは普通に独りで、自分のマンション

          残された物たち 2017/09/14

          救急搬送 2017/09/13

          朝の通勤電車をあとにして仕事場に入って診療し始めてから30分ほど経った頃だったように記憶しているのだが、慣れない番号から電話がかかってきた。自宅近辺で仕事をしてるはずの妻からである。妻は滅多なことでは電話や連絡などしてこずに大抵のことは自分で判断してタスクやアクシデントの対応をこなしてしまうのでいつも有り難く思っているのだが、だからこそ電話が掛かってきたことに胸がざわついたように違和感を感じたのだろう。 「お母さんが倒れたってフラダンス教室の方から連絡があって救急車で搬送す

          救急搬送 2017/09/13

          イタリアン 2018/07/16

          母親が去年の9月に脳内出血で搬送されて入院、リハビリ病院への転院、今年4月中旬に退院後に僕の妹(母親にとっては娘)の家族にお世話になりながら介護生活を送っている。でなければ退院後にいきなり自宅マンションでの独居生活を送ろうとしてもほぼ全介護の生活しか送れないのではないか、という不安があり母親のリハビリを続けての身体パフォーマンスを伸ばすには常に家族で見守って発破かける必要があるんだからそうなったとしたら私が看るしかないじゃないの。と言う妹に任せたものの結局は身体的パフォーマン

          イタリアン 2018/07/16

          水茄子 2018/07/16

          水茄子の存在論的なことを考えたりします。 水茄子の醍醐味は虚なのか、それとも実なのか。 旨さや甘みの柱となるのは名の呈すとおりに迸る水分にあるはずなのにその水分は水茄子の実質的な身ではなく精神的な構造物として感じてしまう。 ウスウスの皮はパリッと張りがあって、中の身質は肌理の細かい質実剛健さを擁する。さくりサクリと噛むごとに皮、身質、水分という単純な構成が歯と歯肉を悦ばせる。そして単純なものほど存在としては難しいものであり、有難みが募るばかりなのである。 【疑問】 売られ

          水茄子 2018/07/16

          芋茎(ずいき)

          季節の野菜が大好きです。 それも変りものの特異な希少品種な野菜ではなくて昔から受け継がれたものに愛着が沸き起こります。この時期だと胡瓜、トマト、枝豆、万願寺唐辛子、新蓮根などが思いつきますがとりわけ好みなのが芋茎(ずいき)になります。先に挙げた野菜などは調理するのにそれほど手間が掛からず強いて言えば生でも食べれないこともないものも多いですし生で食べれないにしても焼いたり揚げたりして塩するだけで美味しかったりもするので手軽に食べれるのは魅力でしょうか。 でも、とりわけ芋茎が好き

          芋茎(ずいき)

          インデアンカレー 2018/07/14

          お昼は予定していたようにインデアンカレーであった。  カウンターの聖地とでもいうような趣は大阪のソウルフードとしての威厳を示すには荘厳で人工大理石だとしてもオフホワイトのカラーは見目麗しいし大阪人でなくとも一目すれば惚れ惚れとすることであろう。冷んやりとしたこの人工大理石のカウンターに着席する際に片手をついて一人用固定式回転丸椅子に尻を滑らせて着席するのが常なのでこの手が冷んやりとした感触を私に伝えるところから食事は始まろうとしている。 メニュは壁に掛かっているのが昔からの

          インデアンカレー 2018/07/14

          ビストロ 2018/07/08

          日曜日、野田阪神に所在する大阪を誇るビストロ大西亭のランチに久しぶりに妻を誘った。 我々夫婦がフランスらしいフランスを感じられるビストロとかブラッスリーという営業形態は関西には片手で数えられるくらいの数店しかないわけだけれども、そのうちの一店がこちらになる。 一月に一度か、二月に一度の愉しみである。 それ以上の回数だと習慣化してしまって驚きや新鮮さがなくなってしまうし、あまりに期間が空きすぎると次にいつ予約をしていいのか逡巡してしまうのでこのくらいの期間を空けた予約が今

          ビストロ 2018/07/08