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こうして誤解が生まれる その1

今シェアハウスに住んでいて、いろいろな年齢、性別、国、人種、価値観etcの人たちと生活していると多くの発見があります.

特に大きな発見として、これから数回の投稿に分けて、
「なぜ誤解が生まれるのか」について
自分の気づいた範囲でまとめてみようと考えています.

統計的アプローチなど全くない主観全開の内容ですが、少しでも新しい気づきがあって、何か良いことのきっかけになったら嬉しいです.

時間がない人は最後のまとめだけ読んでくださいな!

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目次


こうして誤解が生まれる
1.誤解解消以前の問題
2.動機の違いで誤解が生まれる
3.背景の共有不足で誤解が生まれる
4.目的の相違で誤解が生まれる
5.誤解が生まれたときに気づく方法
6.誤解の解消法
7.お互いが前向きでい続けるために

今回は、1.の誤解解消以前の問題についてお話しします.


1.誤解解消以前の問題

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誤解とは、コミュニケーションにおける3つの状態の1つだと言えます.

・正確な理解
・間違った理解
・無理解

本シリーズで扱うのは、間違った理解(誤解)を正確な理解に変える方法であることを先に明示しておきます.

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日常的にあらゆる場面で誤解は生まれます.

伝言ゲームなどがゲームとして面白いのは、お互いが共通認識を持たない曖昧なものを伝えようとすると、誤解が生まれやすく、それが最初と最後で大きな違いを生むからです.

しかし、仕事やプロジェクトなどで生まれる誤解は、多くの場合ストレスを生みます.それは伝えること自体は手段であって、実際にはその続きにあるXXをしてほしくて誤解がその進行を妨げるからです.

このような場面で言えるのは、「誤解は解くべき」で進行をスムーズにすべきだということです.この記事にたどり着いた方も、いかに誤解が発生し、どうすればそれに気づき解消できるかに興味があってここにいるはずです.

一方で、残念ながら、誤解がどうしても解けない場面というのは存在します.

そこで、今回はまず、誤解を解く価値がない場合と誤解を解消する手段がない場合について述べたいと思います.


A.誤解を解く価値がない場合

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悲しいことに誤解を解く価値がない場合は存在します.考えることを放棄した人や、一緒に問題を解決しようという気がない人に対して誤解を解こうとするのは、ある宗教に入っている人に他の宗教に転身してもらうくらい大変(ほぼ不可能)です.

この場合、あなたは、誤解を解かないでも問題を解決できる方法を考えることに注力すべきでしょう.

ただし、この方法に傾倒しすぎると、あなたは一人になってしまうので、長い期間その人と付き合う場合には、誤解が生まれにくい方法を考えていくべきでしょう.
この方法に関しては5で触れると思います.



B.誤解が解消する手段がない場合

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共に誤解を解消して問題を解決しようという気概にあふれた人との場合であっても、誤解を解消する手段がない場合も存在します.

誤解を解消することができない場合は、言っていることが理解できない場合です.その人の理解力を超えるあるいは理解するためにいくつかの概念を理解する必要がある場合には、誤解(というより無理解)を解消することはすぐにはできません.

このシリーズで紹介する誤解を解消する方法とは別に、その人の理解を助けるために、共通認識でない概念を教えたりすることで解消できる可能性があります.

ただし、自己の経験からあまりにもかけ離れていることを理解してもらうことは難しいため、概念に近い経験をさせてあげられない場合には、その人に理解してもらうことを諦めなければならない場面も出てくるでしょう.
自分に対してリスペクトがある場合には、理解できなくても継続して共に問題解決に向かえる可能性があります.

そうでない場合には、概念を共有できる相手を選びなおすことを視野に入れるべきでしょう.


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まとめ

今回は、「こうして誤解が生まれる」の本題の前のウォーミングアップとして、1.誤解解消以前の問題を取り上げ、A.誤解を解く価値がない場合B.誤解を解消する手段がない場合について考えました.

コミュニケーションには、正確な理解・間違った理解・無理解の3状態があり、本シリーズでメインに扱っていくのは2つ目の状態;間違った理解(誤解)から正確な理解に変化させる方法を考察することだと示しました.
相手が問題解決に意欲的でない場合や考えることを放棄している相手に対峙している場合誤解を解く意味は薄くなり、誤解以前に無理解である場合には本シリーズで後述する以外の方法として、概念の共有や別の相手と組むなどの誤解を解くとは別の解決方法が必要になることを述べました.


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