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臨床医から大学院へ

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臨床医が大学院に行った経験から大学院生活のことまとめました。
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臨床医から大学院へ6: 研究テーマ続

臨床医から大学院へ6: 研究テーマ続

救急医である自分が大学院生活を振り返っていきます。大学院進学を考えている臨床医の参考になればと思います。

この記事では自分の大学院生活における「臨床研究のテーマの決め方」について前回に続いて紹介します。

参考)前回の記事:

前回の記事で、大学院に入って研究テーマを考える上で臨床研究の初心者がデータあつめることの難しさについて書きました。もう少し研究テーマについて書きます。

本命と保険と練習

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臨床医から大学院へ5:研究テーマどうする

臨床医から大学院へ5:研究テーマどうする

救急医である自分が大学院生活を振り返っていきます。大学院進学を考えている臨床医の参考になればと思います。

この記事では自分の大学院生活における「臨床研究のテーマの決め方」について紹介します。

参考)前回までの記事:

臨床研究のテーマどうやって決めるか?大学院に入学すると指導教官からまず初めに聞かれるのはこれです。

「君の大学院の研究テーマ何にする?」

博士課程では学位を取得するためのメイ

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臨床医から大学院へ4:研究の時間

臨床医から大学院へ4:研究の時間

前回のつづきで、救急医である自分が大学院生活を振り返っていきます。大学院進学を考えている臨床医の参考になればと思います。

前回までの記事:

臨床医から大学院へ1

臨床医から大学院へ2:学位とは?

臨床医から大学院へ3:MCRコース

この記事では自分の大学院生活における時間の確保について紹介します。

時間をいかにして確保するか?大学院生活、研究生活をする上で「時間」を確保することは非常に

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臨床医から大学院へ3:MCRコース

臨床医から大学院へ3:MCRコース

前回のつづきで、救急医である自分が大学院生活を振り返っていきます。大学院進学を考えている臨床医の参考になればと思います。

この記事では京都大学大学院 社会健康医学系専攻の臨床研究者養成コース(Master of Clinical Research: 通称MCRコース)について振り返ります。

前回の記事:

臨床医から大学院へ1|Yohei Okada(救急医) 

臨床医から大学院へ2:学位と

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臨床医から大学院へ2:学位とは?

臨床医から大学院へ2:学位とは?

前回のつづきで、救急医である自分が大学院生活を振り返っていきます。大学院進学を考えている臨床医の参考になればと思います。

参考)前回の記事

学位とは?学位とは、「学術上の能力または研究業績に基づき授与される栄誉称号」だとそうです(Wikipedia参照)。

京都大学大学院で臨床研究を勉強するには4つのコースがありそれぞれ取得できる学位が異なります。

それぞれ最低必要年限が1−4年と異なりま

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臨床医から大学院へ1:研究室選び

臨床医から大学院へ1:研究室選び

はじめにそろそろ大学院博士課程も4年生となり、学位の審査も終わったので、今までの大学院生活を振り返ってみます(何個かシリーズで記事をかく)。これから大学院に行こうかどうか迷っている臨床医がいたら参考になれば幸いです。

これを書いている時点で筆者は卒後11年目です。卒後8年目まで救急医、集中治療医、(Acute care surgeon)として、毎日毎日、診療にあけくれていました。そして、卒後8年

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