38 絵
ぼくは絵というものに関して全くの無知であり、絵を見ても特に何かを感じるということはこれまでに一度もなかった。
そんな絵に疎いぼくにも、絵をいただく機会があった。
この度、チームのオーナーから選手全員にそれぞれ絵が贈られたのだ。
次の日、家で箱からその絵を取り出してみたところ、静かな部屋でずっとその絵を眺めてしまうのだ。
美術館にいっても、歴史ある絵をみても、何も感じなかった自分が、はじめて絵を見て心が震えているのだ。
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