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私はこうして勉強にハマった(ビリギャル本人さやか著)を聴いてみた

今年は「帰属から独立へ」がテーマの年になると思い、自分の裁量で物事を進めるために参考になりそうな書籍を聴いています。


本書は、学年ビリから偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した「ビリギャル」こと小林さやかさんが、自身の経験とコロンビア大学教育大学院での認知科学の研究を基に、誰でも「勉強ができる人」になれる方法を解説した一冊です。

「モチベーション」「戦略と計画」「環境」の3つの視点でわかりやすく書かれていて、ナレーターのかたの声も聴き取りやすく、ウォーキング中や愛犬の散歩中に聴いてみました。


本書の概要

本書は、以下の5つのパートで構成されています。

  1. 勉強を始める前に
    「勉強」は「暗記」ではないことを心得ることや、「使えない知識」と「生きた知識」の違いなど、学習に対する基本的な考え方を解説しています。

  2. モチベーション編
    ゴールに沿ったスケジュールの立てかたや、エンジンをかけるための方法など、学習意欲を高めるための具体的なアプローチを紹介しています。

  3. 戦略編
    3つの「記憶の種類」の理解や、ワーキングメモリの節約方法など、効果的な学習戦略について詳しく述べています。

  4. 実践編
    勉強と試験の違いの理解や、予測力を身につける方法など、実際の学習に役立つテクニックを提供しています。

  5. 環境編
    スマホから自立する方法や、「自分を追い込める人」の強さなど、学習環境の整え方についてアドバイスしています。

著者は、学習効果を最大化するためには「モチベーション」「戦略と計画」「環境」の3つの要素が重要であると述べています。

メインターゲットは受験生ですが、リスキリングで資格を取ろうと考えているかたにも参考になる内容です。

なかなか勉強が進まないなぁ、と思われるかたにお勧めです。


本書の活用法

本書の内容を日常生活で活用するための具体例を以下に挙げます。

  1. 目標設定とスケジュール管理
    自分の目標を明確にし、それに沿ったスケジュールを立てることで、学習のモチベーションを維持しやすくなります。
    例えば、資格取得を目指す際に、試験日から逆算して学習計画を作成し、進捗を定期的に確認することで、効果的な学習が可能になります。

  2. 効果的な記憶術の活用
    3つの記憶の種類(感覚記憶、短期記憶、長期記憶)を理解し、ワーキングメモリを節約する工夫をすることで、情報の定着率を高めることができます。
    例えば、学習内容を関連付けてストーリー化したり、視覚的なイメージと結びつけることで、記憶の効率を向上させることができます。

  3. 学習環境の最適化
    スマートフォンなどの誘惑を遠ざけ、集中できる環境を整えることが重要です。
    例えば、学習中はスマートフォンを別の部屋に置く、特定の時間帯にSNSの通知をオフにするなどの工夫をすることで、集中力を高め、学習効果を向上させることができます。


わたしの感想

本書を通じて、著者の実体験と科学的な知見に基づく学習法が具体的に示されており、非常に実践的で参考になると感じました。

特に、「モチベーション」「戦略と計画」「環境」の3つの要素が学習効果に大きく影響するという指摘は、日常の学習や仕事にも応用できると思います。

また、著者自身が再度学習に挑戦し、成果を上げている姿勢は、多くの人に勇気とやる気を与えるものだと思います。

わたし自身、昨年チャレンジした中小企業診断士試験で、1次試験は辛くもクリアしたものの、2次の記述式試験はものの見事に玉砕してしまいました。

今年は1次試験免除で2次試験からの挑戦権があるので、本書を参考に、仕事の合間の時間をうまく活用して、結果に繋げられたら、と考えています。

勉強に対して自信が持てない人や、努力しているのになかなか成果が出ないと感じている人にとって、本書は新たな視点と具体的な方法を提供してくれる貴重な一冊なので、ぜひお手にとってみてください。





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耀興
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