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銀河食堂が家の近くにあったらいいのに

こんにちは。ようです。
もうすぐバレンタインですね。チョコレート好きの私としてはたまらない季節です。梅田阪急で毎年開催される催事場に行きたくて行きたくて仕方ないのです。結構用事が立て込んでいて、梅田まで足を運ぶ時間を取れるかがわからないのですが、どうしても行きたい。

ここ数年よく耳にする"bean to bar"のチョコレートはもちろん気になるし、個人的にはナッツを使ったチョコレートが結構好きなんです。ザクザクとした食感がたまらない。阪急のオンラインのガイドブックを見ていると、気になったのはGRAMERCY NEWYORKのチョコクラップス。

バレンタインと言わずに、「チョコレート感謝祭」みたいな感じで売り出して欲しいって思いましたけど完全にダサいですね。

何はともあれ、なんとか週末に時間を作って行きたいなと思います。皆様も素敵なバレンタインをお過ごしくださいね。

さて、今日はですが読書録を。

さだまさしさんの「銀河食堂の夜」

既視感のあるタイトルですが、逆に元ネタになった作品を読んだことがないことに気づきました。

銀河食堂という飲み屋が舞台の中心です。というか、現在形で描かれるのはほぼこの飲み屋のみ。その飲み屋に集まった人たちそれぞれが身の回りに起こった出来事やら、ある人物に関する諸々を語るお話。

飲み屋のお客は小中学校の同級生、先輩後輩や、そこで知り合った者同士など様々。そしてそのお客たちを惹きつける素性不明のマスターと、美味しいつまみたち。

なんだかもうとても居心地の良い空間じゃないですか?読みながら、自分もまるで銀河食堂の片隅に座って登場人物の話を聞いているかのような気持ちになってくるんです。

お客の一人ひとりが語る物語は、人の悲しさや不思議さ、温もり色んな感情に溢れていて一気に読むというよりはじっくり読みたくなる味わい。全部で6話あるので、1日で1話でも良いですしなんなら1話に2日くらいかけてもいいと思います。

さだまさしさんは、過去の作曲された「風に立つライオン」という曲が小説となり、映画化までされました。その映画は私も映画館に観に行った記憶があります。

「銀河食堂の夜」も「風に立つライオン」もそうですが、頭では納得できない、受け入れられない不条理や絶望さえも乗り越えていける人の強さを描いているなあという印象です。

それらを飲み屋に集まるお客さん達が共有するこの場がもつ温かさが素敵だなと思うんです。


結論:「自分の住む場所の近くにも銀河食堂があったら良いのに」

ぜひ、読んでみていただきたい一冊でした。

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