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ヨガ哲学:タパス(鍛錬)の本質は継続にあり

タパスとはヨガで進んで行うべき5つの行いの一つ。土の器を焼き固めるかの如く、熱量を持って己の心身を鍛える事を指す。

では鍛錬とは何か?

宮本武蔵は「千日の稽古を鍛とし 万日の稽古を練とす」と述べている。鍛錬には継続が求められるのだ。

〇イザップの様に短期で変化させる事はタパスとは少し趣が異なるのである。ではなぜ鍛錬には継続性が求められるのか?

ヨガは瞑想的な要素、マインドフルネスの要素を含んでいる。そしてそれらは一朝一夕では身につかない。

ヨガは表向きはエクササイズを提供しているが、よくよく経験してみると自然にマインドフルネスが訪れるようになっている。

表に出すとスピリチュアル臭くなるので黙っているだけで、動きの誘導の中に自分自身を見つめる時間が取れる様な言葉が織り込まれているのだ。

体作りは短期間でもできる。
しかし器を鍛えるのは万日かかる。

すぐ手に入るものはすぐに失われるという。成果がでない時は焦りがちだが、淡々と継続する事と、長期目線で取り組む事が肝要なのだ。

成果を受け入れる器が出来上がれば、成果は自ずから飛び込んでくる。

鍛錬、タパスとはもっともっとと成長を追い求める事でなく、やるべき事をやり続ける事。継続こそがタパスの本質なのだ。


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