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#JJインド神話 10〜理想郷オーロヴィル

プライベートすぎるプライベートセッションの翌朝。(前回参照)まだ後味がまとわりつく体を水シャワーで目覚めさせ、ここオーロヴィルへ来た最大の目的へと向かった。

ダーン!!!エコヴィレッジの中心にそびえ立つ黄金ドウム!

広大な敷地の真ん中、このドウム(通称マトリマンディル)は外界からは見えないよう配置されている。オーロビルの象徴、内部見学は完全予約制

2020年そうとう未来っぽい年号を目前『見学者本人が事前に窓口に来ないとゲットできない』というオールドファッションを貫いており、代理店も代理人も不可、オンライン予約なし。しびれる。

悪気なくエセ情報をくれるやさしきインドの人々に踊らされ、三歩進んで三歩下がりと思いきや”案内人に遭遇10コマ進む”的な急なスゴロク展開もあって、前もって隣町からトゥクトゥク飛ばしたかいあった。

この国では、財力・体力・学力(かしこさ)必須科目と思いきや、運ひとつあれば結果カバーできるのかもしれない。逆に、それらが揃っていても最後は運がゆえにまとまらない、とか想像がたやすい・・



ペットボトルの水もセキュリティ理由で取り上げられ炎天下待つことも、それぞれのドラマあって今ここに集う者と群をなしてるとおもうと苦でなかった。お年寄りとかマジで心配したけど、さすがインドを旅する高齢者たちは屈強!

御一行は100名弱といったところか。インド系8割・残り欧州系・アジア系は私を含め2人(暇すぎて数えた)情報の言語の壁のほか前乗り可能な物理的なアクセス面でも圧倒的にインド勢は有利だろう。

ミュージアムでビデオ鑑賞後、サファリパークよろしく乗合バスに揺られついた先。排気ガス汚染を避けるためだいぶ手前で降ろされたが、景観の中にドウムが望めるほどよい距離。

いかにして人力でこのドーム建設したかのストーリーを、風通しのいいテントの下、係がマイクなしで話す。1968年に着工のゴールド屋根、世界中からの寄付でまかなわれた純金タイルは信者さん達がDIY、一枚一枚工芸品のように手作りしたという。

じっさい生で見て何よりも印象的だったこと。青空と赤土と植栽された緑を背景にまるい惑星のごとく金のドウムに吸い込まれてくように前を行進する人々、すなわち私たち。

点々と鮮やかなサリーと褐色の肌が列をなし、我々は個であると同時に、ひとつの生き物の細胞のように、この美しい星を取り囲んでいる。嗚呼これぞイッツアスモールワールド

風景に人が人らしく行進してる妙な違和感があったが、なるほど!

すべての荷物を預ける意味、心底理解した。

何も背負っていない、手ぶらの大人が集う光景の不思議。

背を丸め下を向きスマフォに集中していない大勢の人間たち

広大な景色に思わずカメラを構えインスタLIVEとかしない人間

人間がただある景色、その心地よさ。私は今、その一員だった。

皆インド女性たちはここぞという衣装をまとっているのだろう、風になびくそれがまた美しかった。それぞれが、今日それを纏うことを決めた、という選択を観察した。私はといえば、上下白装束+藍の一張羅で人種の見本市のようなこの逢瀬に臨んでいた。

ガイド本などでは”瞑想センター”と表記される黄金ドウム。なるほど見学ツアーの中で瞑想の機会は2回設けられていた。

まずは半屋外のような、ドウム内側の噴水を全員で囲むようにして。

そして二回めは・・・

建物内部の予想外さ。言葉にするほど野暮になりそうなのと、これから見学する方のため、多くは語らない。それは極色無で、無垢の世界。

キーワードを挙げるならば。大阪万博的な。キューブリックのような、映画のドラえもんのような、”夢見る未来”が詰まっており、なつかしいのか、あたらしいのか、そこに恋をした記憶は前世だったのか、未来なのか、思い出せなすぎて泣きそうになる。

携帯も預けるゆえ、このご時世画像もネットに出回ってない。しびれる!

そんな中、ひとつだけ、どうしても具体的に記したいことがある。

ショック!! 配布される白靴下

建築物内部は、猫バスを彷彿するふんわり毛足が長い絨毯の世界(!)
他の神聖な寺院同様、靴を脱ぐのだが『内部をきれいに保つため』という理由で全員がフリーサイズのよく伸びる白い長ソックスを配られる。(!!!)

その、未来感ある履物。肉厚の新素材。

ワイドパンツだった私は裾をひきづらないように、とまさかのパンツをソックスにインするスタイルを係員に求められる。トビ職よろしくジャパニーズIKI(粋)を世界に晒し、純白大理石の柱がそびえる中、カーペットをそそと歩いた。

全員白ソックス。私語禁止。サリーの女性たちも、イキってる欧米ヒッピーらも、ルンギ姿のインドおじいちゃん、リッチなマダムも、みーんな神妙なカオしてハイソックス。

想像してみて!人類皆CAWAII!
人種や国境を超越した人類皆オソロ! かっ、かわいい。
どうしようってレベルのいとおしみが胸に溢れる!”世界は愛だった”という体感を私の胸はこの光景により擬似体験したと思う。もしや90'ギャルのシンボルはここから来たのか、といよいよ時空の歪みを本気にする。

この靴下はお土産になったり・・の期待をしたが残念ながら、出口で回収。さすがエコ余念なしのパーマカルチャー都市。

照明は水族館のようになんともいえない安心の薄暗さがあった。きっと私たちがまだ魚類だった頃の深海の記憶なんだとおもう。

総勢100名の瞑想体験・・・・さぞかし、と言いたいのだが私、興奮しすぎてうまく瞑想できなかった。

圧巻のフロアに巨大な丸を描くよう並べられた大量の白ざぶとん!中央に鎮座するヤバめの水晶!テンションだだアガリ!お泊まり会のコドモみたい薄目あけたり、黙るとウキウキが込み上げて全然深く入れなかった〜・・初見じゃ落ち着けるワケがない。朝の瞑想歴8年のJJも、あっさりサレンダーしましとさ。

てわけで。大したスピリチャル体験なく、サファリバスに揺られ戻ってくる

うん。まー造形物より瞑想より、昨晩の一連の流れとか生きてるだけですでにスピリチュアルてことカラダで確認してるのでオッケー

正午の明るみに目は半分しか開かない。
売店を回ってると、なぜか貝モチーフのタンクトップ。またもやサインが出てきてる。要ウォッチの合図だろうか。

朝食はゲストハウスのアーユルヴェーダ的おかゆだったが、昼はバリスタのいるカフェで、ラテとチョコレートタルトっていういきなり俗っぽいランチを。

スピリチャル寄りの体験の後ってわたし心に従うと結構ラジャスに走ってバランス取る傾向ある。

瞑想とヨガ深めたメルボルンでは、周りはヴィーガンかベジがスタンダードだったけど、意外や意外レイキとかヒーリングの先生ほど、美味しそうに肉食だったりして驚いた。

当時は生徒だったけど、自分の身の上にソッチの体験が増えると、、うん、そのバランスがわかる気がする。

とはいえ、こんな”良質”のラテは人生初じゃなかろうか。地産地消の完全オーガニック。すなわちギルティフリー!

豆もチョコレートもコミュニティ運営の農園で植物から育ててるという。

一口すすれば、

ムルムルムルと、ハッピーなほうの武者震い!

各国から移住者が集うこのコミュニティ、持ち込まれるスキルも世界水準。ロースタリーもバリスタも、まちがいなくインドいち。いや、日本でも恋しいコーヒーキャピタルメルボルンのラテと大差ない。ただただ素晴らしかった。

ミルクはグラスフェドのオーガニック。コミュニティ内で放牧されたミルク自給率100%。だが一夜にして成し得たわけもなく、60年代の思想家であり宗教家の”マザー”こと一人のフランス人女性の指示の下、赤土とジャングルだった土地を耕してきた努力の結果、

ということを帰国したあと『ハウスの本棚に前からあったけど、なぜか床に落ちてたので拾った本』の1ページで偶然知ることとなる。(!)

さて午後は、このコミュニティの運営や事務局をめぐる見学ツアー

チェックインがおなじだったブラジル人の女性に誘われるまま乗っかったが随分とマジメな予定を組んでしまったもんだ。さて、どんなかんじだろうか


つづく

YOGA HERE からのお知らせ〜
8/21(水) YOGA HERE 特製KOMBUCHA出店します♡ in 葉山

世にも美味しい自家製ファラフェルを作ってる食堂ぺいすさんに1day限定でドリンク提供しています。

場所: 葉山キッチン
神奈川県三浦郡葉山町長柄1599-1
バス停はイートピアから徒歩5分

逗子と葉山の間の自然豊かな場所です。ゆったりと、ネイチャーに触れる気分でいかがですか。

海水浴の前後にぜひお立ち寄りください!

当日は私JJ&KJも店番しています。この機会をお見逃しなく✨

みなさんにお会いできること、心の底から楽しみでなりません。

夏の終わりのチルアウトにぜひ!

アーユルヴェーダのある暮らし
〜まずはここからまずはヨガから!〜
YOGA HERE
💌yogaherebooking@gmail.com







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