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アーユルヴェーダの万能オイル、ギーの作り方
ギーとは、バター中に含まれる水分やたんぱく質、不純物を取り除いた純粋な油で、健康・美容効果が高く、5000年もの歴史があるアーユルヴェーダで食べることはもちろん、ボディマッサージなど古くから慣れ親しまれています。アーユルヴェーダのトリートメントで、目の周りに土手を作ってギーを流し込んでいる写真を見たことがある方も多いかと思います。
記憶力、知力、精力や活力素、健康な体重の維持や、炎症を落ち着かせ、身体を柔軟にし、声と顔色をよくするなど、用い方によって無数の効果を上げることができる最も優れているオイルといわれています。
ギーを日常的に摂ることに慣れてきたら、市販品を使うのではなく、簡単に作れるので、是非、自家製のギーを作ってみてください。
市販品よりも安価に手に入れることができますし、新月や満月の日に作れば月の癒しのエネルギーをギーに加えることもできると言われています。
ヨガの生徒さんが、「ヨガやアーユルヴェーダを生活に取り入れ始めてから新月や満月の日は、普段の生活プラス、瞑想やボディマッサージ、ギーを作ったり、Moon Dayは何かと忙しいですね!」と笑ってお話しされてましたが、まったく私も同感です(笑)
ギーだけでなく、ムーンウォーターの準備をしたり、パワーストーンや、お財布の浄化なども月夜の晩に行います。
話をギーに戻しますが、ギーの効果効能は、こちらの記事でも紹介していますので、これからギーを試してみようかなという方は参考になさってください。
ほとんどの方が食べものから体を健康的に変化させるには時間を要すると思います。もちろん、調理用の油をギーに代えて、食後にすぐに消化の変化に気がつける方いますし、翌日のヨガの練習で身体の柔軟性の変化に気付く人もいます。
しかし、例えばご自身が気になっている不快な症状を取り除くのに食事を変えた場合は、最低でも1ヶ月、できれば3ヶ月くらいは続けることをお勧めします。
■1ヶ月分のギーの作り方
1人あたり、毎食大さじ1杯程度、1日大さじ3杯程度摂ると良いと言われています。共有するご家族や、使う用途や頻度によって作る量を決めてください。
<用意する物>
・無塩バター
・鍋(テフロン加工などされてないステンレス製のもの)
・ストレーナー、漉し器(ステンレス製の茶漉しでもOK)
・清潔な耐熱性のステンレスか、ガラスの保存容器
<所要時間>
季節や部屋の温度や火力、1度に作る量によって異なります。
だいたい1kgで、30〜40分前後くらいです。
<作り方>
STEP1
作り始める前にマントラや「美味しくて健康的なギーができますように」など、お祈りをしてから始めます。
バターを鍋に入れ、中火にかけて溶かしていきます。
(写真は1.5Kgくらい)
![](https://assets.st-note.com/img/1695637155557-PXSl1nr3Du.jpg?width=1200)
STEP2
溶かしているときは、混ぜずにゆっくり見守ります。部屋中が良い香りに包まれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1695637155528-AWmoVjUpd9.jpg?width=1200)
STEP3
白い泡が少なくなってきたら弱火にします。
![](https://assets.st-note.com/img/1695637155745-wDInBSmvM7.jpg?width=1200)
STEP4
泡が小さくなってきて、底に固いものができます。これは牛が食べていたものによって色や量が異なります。
音が小さくなってきたら火から下ろし、少し温度が下がるのを待ちます。
![](https://assets.st-note.com/img/1695637155491-4P6N31yFkY.jpg?width=1200)
細かい目の茶こしなどで、茶色や黒っぽい固形物を漉して、密閉容器(瓶など熱に溶けない物)に素早く移して蓋をします。
写真左は真っ黒に見えますが、種を抜いたデーツのギー漬けです。
![](https://assets.st-note.com/img/1695637155459-59zXL7ZT7q.jpg?width=1200)
保存について
常温の冷暗所で6ヶ月以上持つと言われてますが、早めに使い切れる量を作ると良いと思います。外気の温度によって暑い場所では液体状、寒い時期は固形になります。調理で使う際などは、ギー専用のスプーンを使い、ギーの中に水分や異物などが入らないようにしましょう。カビが生える原因になります。もったいないですがカビが生えてしまったら破棄してください。
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