【不登校】見守るのその先へ
さわやかな秋晴れが続くこの頃。
我が家の受験生もいよいよ、最終的な進路希望を出さないといけない時期になりました。
10月11月と続いたオープンキャンパス、体験授業のワクワク感から、
一気に受験シーズンに突入しピリピリした空気感が漂い始めてきますね・・・親も子も😂
こんにちは。あんじです。
ADHD不登校くんと繊細ちゃんの多様性子育て中。大変なことも多いけど、日常にヨガを取り入れて楽しく日々を送っています。
中3の息子は小学5年生から不登校になりました。
途中で一時復帰したりもしましたが、なんだかんだ4年が過ぎようとしています。
不登校に関しても、専門家や支援者を含め、
たくさんの当事者、経験者が発信しているよね。
先日今年の不登校の子どもの数が発表されて、
不登校、いじめと共に過去最高の数字。
不登校といじめの関係性もありそうだし、それぞれの問題もあります。
原因も背景も一概にこれが原因なんて言えない。
子ども本人の性格や特徴、学校の環境、社会的な背景
いろんな因子が複雑に絡んでいるから、
絡み合った鎖をほどくように、
目の前の子に向き合っていく必要があるんだよね。
学校に無理して行かなくていい。ってうのは、
学校に行く必要がない。ということじゃなくて、
心身共にダメージを受けている子どもには、
学校を「休む必要がある」ということ
これは医療側からもそうですが、
今は学校や教育委員会からもそういった理解を求められるので、
学校に行くことを無理強いしないことへの認知や寛容さが受け入れられるようになってきたんだと思う。
不登校は見守りましょう
というフレーズもよく目につくようになったし、それは悪いことではないんだけど、
本当に言葉どおりただ見守っているだけでいいのは、初期の初期だけで、
いわゆる混乱期の、
ご飯を食べないとか昼夜逆転したりゲーム漬けになってたりと、
普段の生活もままならないとき。
早寝早起きとか、バランスよく1日3食とか、勉強は〇時間とか…
そんな一般常識を一度全部ぶっ壊して、
子どもの心が落ち着いて、回復するのを待つ必要があるんだよね。
といっても、この時期は精神的に不安定で、
見守ろうと思っても親の方が疲弊するので、医療機関を頼ってほしいのだけど。
それからだよな、本当の意味での始まりは。
子どもが学校に行かないことに抵抗が無くなって、もしくは、学校に行かなくても大丈夫と思えたら、
じゃ、こっからどうすればいいんだ???
というシンプルな問いが出てくるのです。
そりゃそうです、学校に行くことで得られるものが、無いわけですから。
勉強はもちろんですが、
家以外の居場所や友達も、
人との関わりや社会のルールといった社会性や協調性も、
行事や修学旅行などの子どもの体験も、
そして給食も無ければ、
家にいるから必然的に家事は増えるし、
親のフリーな時間もなくなっちゃうわけ。
生活に必要なものは何でも揃っていた都会から、
いきなり街灯も店も何も無い、未開の地に引っ越してきた感じ。
え、まじで何も無いんだけど。
どうやって生きていくん?
みたいな。
で、残念ながらここから先は答えが無いんです。
子どもひとりひとりによって違うから。
まさに、サバイバー
学校行かなくてもいいって言ったって、不登校って楽じゃないよね。
自分でこれからの道を切り開いていかなきゃいけないんだから。
多様性、選択肢が増える、自分で選ぶ。
自由ということは、同時に自己責任だということ。
強制されないんだから、人のせいにはできない。
見守ってたら勝手に子どもが動き出す・・・
という時代はもうとっくの昔に通り過ぎているのよ。
もはやデジタルコンテンツはエンドレスで終わりが無い。
ゲームは抜けられない、やめられないような仕組みになっているし、
これからVRが発展して自分がゲームの世界に没入してしまったら、
体はそこにあっても意識は別の場所にあるっていうことだって起こるわけで、そうなったら親の声なんて届くわけないじゃない。
人間の意思でどうにかできるものではないんだよね。
仮にゲームに飽きて動き出そうとしても、
何を、どうすればいいかさえ分からなくて、
また躓いてしまうだろうし。
だからこそ、慢性期に入ったくらいら親は水面下で動き始めなきゃいけない。
子どもの心の回復に合わせて、環境を整えていく。
子どもの性格や特性を知りながら、本人に必要な支援を考える。
一緒に道を探しながら、その子なりの生き方を見つけていく。
単に、苦手なことや嫌なことから逃げるだけでは、子どもは成長しないし、精神力も鍛えられないから、
間違った行動をすれば、
叱ったり、厳しいことを言うことだってもちろん必要。
色々と準備してもうまくいかないことも多いし。親も子どもも、試行錯誤の日々…
親が子どもの手を引いて連れていくんじゃなくて、
子どもが自分の足で歩いていけるように、
社会に出ていくための土台を整えていくことが親の役割。
ただ、不登校になって、目の前に決められた道がないと言うことは、
どんな道も自分で創ることができるということ。
何でも出来るということでもある。
不登校の前半は見守りましょう。
後半は、、、
クリエイティブしよう。
そして、そのために必要なことは、
親の心の余裕だったりもします😌
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angie