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不登校受験生と今の時代の受験事情

こんにちは。ヨガヒーラーのあんじです。
不登校の中3息子と、繊細ちゃんの小3娘の多様性子育てをしています。

さてさて、10月も後半ですね。
受験生のママたち、調子はいかが?笑

一般的には、塾の送り迎えとか、内申点や期末考査とピリピリしてんのかな。
そろそろまた進路希望調査もありそうだし、進路説明会とか学力テストとか予定に入ってた気がします。

7月くらいから各学校のオープンスクールが始まって、
その合間に文化祭がある学校もあり、10月・11月がピークです。
進路を具体的に考え始める時期でもありますね。



うちの息子くんは学校に行ってないので、
必然的に親(私)が声かけて、申し込んで、連れて行ってるんだけどね。

毎週のように週末は学校見学なんだよね。
いや、友達と行ってくれよ。
って思うんだけど、行く友達もいないからな。

でもこういう機会じゃないと高校事情なんかも知ることができないしね、
それはそれで、楽しいです。
体力が消耗することを除けば(笑)


本人は定時制の公立高校を希望してるんだけど、
県内全域から受験できるし、自由な校風の他に無い特色の学校なこともあり、
不登校のくせして、受験倍率が他の誰よりも高いという、
なんだこりゃっていう感じなんだけど、

とりあえず、やっぱり落ちた時のことも考えて、
滑り止め(第2希望)の学校も見つけておかなきゃいけないわけでー

本人が比較して自分で決めることが大切なので、
公立高校、私立高校、通信高校といくつか見ておく必要があり、


とすると、学校見学に行く回数も増えるわけで、
普段学校に行かない引きこもりが、
わちゃわちゃした学校に行くこと自体も大変。

その前に、親が本人に合いそうな学校をピックアップするのも、
なかなか骨が折れるんやけどねー。

もう、ここは当事者ママ同士の情報交換必須やと思います。


そんなこんなで、先日は私立高校に見学に行きました。
全日制の高校見学は初めて行ったのですが、

もう、カルチャーショックでした。
何がって、私たちの時代(はるか遠い遠い過去のお話です)
私立高校といえば、滑り止めに受ける程度の記憶でしたが、

何たって少子化で子どもの数が減っているこの時代。
生徒を確保するために、学校側もあらゆる仕掛けを作っているんですね。

公立高校を受けず、私立高校だけを受験する子が増えてるのは知っていましたが、
部活が強いとか、特殊な科があるとかだと思ってたけど、

そういうことじゃないんだ、と。


私立高校を推薦入試で受けると、入学金免除、初期費用学校負担とか、
内申点〇〇点以上で特待生、△△以上で準特待生
さらに英検3級合格してたら特待生  とか、

国からの授業料の補助もあるので、
月額でかかる負担は公立高校と大きく変わらない。

制服代とか入学にかかる費用は私立の方が高くなるけど、
特待生制度で入学金は0円!私立高校は思っているほど高くない!
みたいな説明とスライドになっていました。

(おいおい、推薦&特待生で入学が基準なのかよ!と心の中で突っ込んだが)

事実、入学する生徒の75%は推薦入学とのこと。
この比率は年々上昇。

そらそうだ、推薦入試が有利な仕組みになってるもん、、。


私立高校も狙って受験する時代なんですね。

もはや、滑り止めなんて死語なのかもしれない。
受験のイメージそのものも変わってる。

もちろん学校によるでしょうし、地域差もあると思いますが。
(私たちの時代は、偏差値で学区内の公立高校選ぶのが当たり前だったから)

でも、学校の経営にかかわってくるので、
どこもあの手この手で、生徒を囲いこもうと動いているはず。

どうりで中学に入ってから、
周りの子たちがやたらと内申点やら英検やら気にしていたはずだわ。


しかし、そうなると、
何となく進学~とかいう考えで高校を選ぶと、後々大変だなと。

在校生の話はどれも、
分かりやすく勉強を教えてくれて、
先生との距離感も近く、フレンドリーで、
中学校よりも楽しい。

とのこと。

説明会担当の先生もそこを強調されてましたが、
これってもちろん良いことではあるし、
魅力的なんだろうけど、


あまりにも生徒が”お客さん”ポジションになってしまうと、
心地よい環境にいることが当たり前になりすぎて、

目上の人の敬意とか、努力や忍耐、そして理不尽さとか、
そういう精神的な耐性がつかないと、
社会に出た時のギャップに耐えられないと思うのよ。


もちろん社会も今の若者に合わせて変化するだろうけど、

自分がやりたいことやるとか、夢を叶えるとかって、
失敗を何度も乗り越えながら実現させていくものだし、

言ったら、夢を叶えるかどうかよりも、
それまでの過程の中で人間って成長するのよね。

だからこそ、自分が何に興味があるか、
自分の向き不向き、得意・不得意、
自分としっかり向き合って考えて、
高校のその先を見据えて行動していかなきゃいけない。

逆に言えば、そこが自分で見えていたら、
こんなにも恵まれた環境の中で学べることって、
すごく素晴らしいとも思う。


何かあれば頼れる先生がいて、
良いところを伸ばしてくれて、
気軽に相談もできて、寄り添ってくれて。
やりたいこと、思いっきりやらせてもらえて。

めちゃめちゃ良くない!?



だからね、ある意味不登校って、
自分と真剣に向き合えるいい機会なんだよね。

私は、不登校を抜け出すゴールは、
「自己受容」だと思っている。

正直、学校に行くかどうかってどうでもいいというか、
それって社会に出るまでの手段であって、
学校に行くこと自体がゴールじゃない。


人と違う自分、
理想の自分じゃなくて、
今のダメな自分を受け入れられるかどうか。

ダメな自分が受け入れられたら、
ありのままの自分でいられるから、
何でもできるんよね。


思春期のうちに、その葛藤を経験することはむちゃくちゃ大事だと思っている。
簡単じゃないんだけどね。親の方もねー。

不登校と思春期、大変だったけど私の大好きなテーマだわ(笑)
また別の記事にするね。


(あと、念のため言っておくけど、
今回見学に行った高校で感じたことで、進学校や公立高校になると話しはまた変わってくると思うよ)


長くなっちゃった。
今日も読んでくれてありがと!

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angie




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