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「食べる」と「飲む」に関わっていく

37歳、既婚・男子ふたりの父。
子育てのために古民家暮らしを選択し、移住からまもなく10年。
新卒から続ける会社勤めは、現在で2社目。
食品卸の会社を経て、ワインの輸入販売企業で仕事をしている。

食べることと飲むことが好きだ。
食べ物、お酒それ自体も好きではある。
だがそれよりも美味しいものを食べたときの幸福感、
あるいは楽しいお酒を飲みながら過ごすくだらない時間に興味がある。
そこに関わっていたいと思うからこそ、同じ業界で働いている。

しかし年収を考えると転職した方が良いに決まっている。
食関連の業界の生涯年収は、まあ高くはない。
「35歳の壁」がないと言われる今の時代、まだイケる。
実際につい最近、転職活動をしてみた。
嫌な言葉だが、自分の市場価値というものも少しわかった。
その気になればどこにでも行ける、
意味不明な自信を得ながらも漠とした不安がずっとあった。

エネルギーが出ること

ある時、移動中の営業車で聴いていたPodcast番組コテンラジオで
印象的な言葉を耳にした。
「エネルギーの出ることをした方がいい」
パーソナリティーのひとり、株式会社COTENの深井龍之介さんの言葉だ。
ニュアンスは違うかもしれないが、
頑張らなくてもできてしまうこと、エネルギーが湧くことをするべきだ、
そういう内容だったと思う。

年収を上げるために転職する。
それにどうしてもエネルギーが出ないモヤモヤを抱えながら、何社もエントリーして面接を受けていた。
いろんな角度で考えてもやはりしっくりこない。
じゃあ自分にとってエネルギーが湧くことは何か。
そう考えたときに身近な「食」の存在にあらためて気がついた。
何も前進はしていないのに、何か開けた感覚があった。

その日のうちに、転職エージェントサービスをすべて停止した。

食べること、飲むこと

食べると飲むを考えることは、人間を考えることに繋がっていく。
だから果てがないし、奥が深い。飽きない。エネルギーが出る。
いまの仕事でできることはまだまだあるし、試したいことも無数にある。
そして、そこから得た知見を少しずつ体系化してきたいと思っている。

食の試行錯誤や、思考のプロセスをアウトプットして整理する場としてnoteを活用していくつもりだ。

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