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己を信じることが出来た時:#書き手を信じる
Zoomで開催されたイベントに参加いたしました。
その名も「求められた読み手」
私が「書く」という行為を続けていくうえで、大変影響を受けた仲さん、嶋津さん、池松さんが一堂に会すると聞き、それは参加せねば!と申し込みました。
当日は残っていた業務を片づけながらの参加となりました。Zoomを使用したコミュニティの参加は2度目。以前はスマホで参加し、途中でスマホ本体に熱が生じてダウンしてしまった経験があったので、今回はリモートカメラを仕入れ、PCで参加しました。
ずらりと並ぶ約60名のメンバー。初めての方、他のサークルで出会ったお仲間。言葉でのやり取りで交流してる方。お顔が見えることや声が聞こえることで、グッと親近感が湧きました。私は現在アイコンで顔を出していないので迷いましたが、せっかくだしと後からビデオをONにして、今回は顔を出して参加いたしました。
「書き手を信じる」をテーマに、実践されている企画を基に語られた登壇者の思い。それぞれにスタイルがあって、読み手としての向き合い方や、「何に向けて書いているのか」など、このnoteで書くことに対してのアドバイスやあるべき姿などを語られていました。
今回は仲さんがホストとなり、嶋津さん、池松さんがスピーカーで進行。通常こうしたイベントは、登壇者の方を参加者が一斉に見ている状態なのですが、Zoomでは聴いている皆様とも対面になっている状態。リアルでは叶わないことを、バーチャルが叶えてくれたかたちでしょうか。不思議な気分でした。面白かったです。
今回スピーカーとして登壇されたのは3名。私が受け止めているイメージでご紹介を。
仲高宏さん
「あなたのnote読みます」でお世話になった仲高宏さんのスタイルは「的確に読み切る」。言葉遣い、文章の流れや韻を大切にしつつ、書き手がその作品を書くに至る人生背景までも、言葉から読み取ることができる「読み手のエキスパート」。熱量でいえば「青い炎は赤い炎よりも熱い」を体現されている方ではないでしょうか。程よい距離感と切れ味のいい評価をしてくれる読み手です。
池松潤さん
「レーダーチャート式アウトプット診断」(※現在受付休止中)でお世話になった「OUTPUT LAB」主催。池松潤さんのスタイルは「熱血漢」。弱っているところへガツンとくる、カンフル剤のような読み手でしょうか。迷う気持ちにぐうっと背中を押してくれるような力強さ。どんなnoteもどんとこい!ビックハートな読み手。
嶋津亮太さん
「教養のエチュード賞」主催。私に大きな「きっかけ」をくださった文筆家の嶋津亮太さんのスタイルは「柔らかな傾聴」。どこまでも、どこまでも書き手に寄り添い、その深淵を隣でそっと覗いてくれるような深い読み手。嶋津さんご自身も読むことに対して「潜る」と表現されていた通り、水のような感性。
水はその器に合わせてどんな形にもなれる。そんな読み手です。
違っていたらすみません。あくまでも私のイメージです。
ブレイクアウトルーム初体験
メインルームでの対談が一区切りしたあと、ホストである仲さんによって、参加者がブレイクアウトルームに移動。モニター画面が暗転し、どどんと顔が並ぶ…最初何を話していいか分からず緊張しましたが、スタッフの方のエスコートもあり、楽しくお話させていただきました。
言葉だけで、どんな方が書いているのかと想像しながら読むのも楽しいですが、こうして声や顔を知って、そこからnoteを読むことが出来るのも、またちがう楽しさがありますね。とてもいい経験でした。
その後メインルームに戻ったタイミングで、私は退出しましたが、なんと午前2時まで続いていたそうで。ちょっと羨ましかったのはここだけの話(笑)
イベントを通じて
以前より、「書き手過多」の話題はよく挙がっていて、私自身もその中で、もがいた一人でした。書くことを諦めかけていたところを、仲さんに出会い、救われた経緯があります。
この喜びを誰かに伝えたくて、何かできないかと思い始めたのが、いままで固定ページに挙げていたnote。読み手になるきっかけをいただけるようお願いすることでした。
このnote通じて出会えた沢山の皆様、本当に感謝しています。ありがとうございます。楽しいもの、考えさせられるもの、素晴らしいものや辛辣なもの(笑)まで。様々な言葉をいただきました。
そして、これを機に固定ページから外しました。
このnoteがきっかけとなり、素晴らしい書き手との出会いもありました。が、書き手に対して何かを与えることが出来たのかと問えば、情けないほど与えることはできなかったように思います。さらに言えば、傷つけてしまうような出来事もありましたし。まだ私はこうした企画を打ち出せる読み手にはなれていないことを、このイベントを通して改めて感じました。
私にはまだ「読む」ことに対しての深さが足りない。足りないから自らが「書き手です」と、堂々と言えないんだと。修行中の身ですね。
この疑わしさがなくなるような文章を書けるようになって初めて、「何かを与えられる読み手」になれるのかなと思うようになりました。
書き手を信じるとは、書いている己を信じる事。
書いている己を信じるためには、その書き手が「納得できる」何かしらのエネルギーを与える読み手であることなのかと感じた夜でした。
ただこの禅問答のような結論、終わることはないでしょうが、続けていれば今よりは良くなると信じて、書き続け、読み続けようとおもいます。
最後に池松さんが語られていた「読み、書き、共に分かち合うこと」を目指して。
最後に
お忙しい中、この企画を立ち上げてくださった仲さん、嶋津さん、池松さんに改めて感謝です。ありがとうございました。
集い、語り合う中で産まれるアイデアや言葉も楽しませていただきました。カレー食べたいなあ(笑)Zoomを体験できる機会も与えてくださった。
きっと聞き飽きたかもしれませんが‥
いつか、これをご縁に出会えた皆様にお会いできる日を楽しみに待ちたいと思います。
これを読んでくださった初めましての皆様も、是非、お元気でいてくださいね。
■□
(2020/04/29:追記)
今回のイベントレポのまとめがこちら。イベント参加メンバーによる、様々な視点からのレポが寄せられています。こちらも併せてご覧ください。今回のイベントでは、同じ「かく」という行為でも、言葉での「書く」だけでなく、イラストなどの「描く」輪も広がって、相乗効果が。
そして、私もお世話になっている、このイベントでホストを務めた仲さんが立ち上げているサークル「noteの休日」がこちら。ただいまメンバー募集中。
大人の缶蹴りなんて、素敵です。
遊ぶ時も本気。でも慌てずにマイペースで楽しめるサークルだと思います。
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