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春の野草を食べてみました
春になると畑地が野草でいっぱいになります。
田舎に移り住んだばかりの頃は、漠然と雑草にしか見えなかったのですが、3年経って目が慣れてきたのか、草花を見分けられるようになり、Google Lensや野草食のブログなどを手がかりに調べてきたところ、畑地の雑草のほとんどが食べられることが分かってきました。
実はぐるりと食糧に囲まれていたのです。感動しました。
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これは食べてみるしかないということで、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、ナズナ、ハコベを採取しました。
ついでに庭のミントも。(ミントはお茶にします)
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水洗いの後、ざっくりと刻み、レンジで温めて柔らかくしてから、オリーブオイルで炒めてみました。
野草そのものの味を確認したかったので、味付けはしませんでした。
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茎の硬さは残りますが、噛めば噛むほど、微かに甘みを感じます。おいしいです。
なんとなく豆の甘さにも似ているので、量的にも多く入れた、カラスノエンドウとスズメノエンドウの豆科の地の味だと思います。
薄味好みの私の場合はこれで十分です。
変に味付けしてしまうと、野草の地の味を生かせないと思いますので、せいぜい塩で甘味を引き立てるくらいがちょうど良いように思います。
余談ですが、食べられる野草は、触ると柔らかいというか、しなやかというか、ふわりとした触感があり、触っていて心地よいのが共通にあり、直感的に「これいけるかも」と思わせる何かを感じます。本能の仕業でしょうか。
(終わり)