不登校 物欲満たしても効果なし!
はじめに
こんにちは!ようちゃんです!
今回は
「不登校 子どもの物欲満たしても効果なし」
というちょっと衝撃的な内容なんですが
逆に物欲を満たすことで状況が悪化することもあるので、必ず最後までみてください。
もしかしてみなさん
・子どもの心を満たすためにも、モノを買い与えた方がいい
・断ると親子関係に溝が入ると思っている
・モノを買うことで、子どもが幸せになれると思っている
こんな間違った思考で行動していませんか?
もっと言うと
・子どもの願いを断ると、状況がもっと悪化するからしかたない
・モノを買い与えることで、子どもが笑顔になっている
こんな状態になっているのかもしれません。
あるクライアントさんも同じように、子どもの物欲に応じ続けていたんですが、終わりなき物欲に疲れ切ってイライラして、不登校脱出どころか出口が見えない状況に陥っていたんです。
あなたがもし、物欲を満たした際の子どもの笑顔が見たいばかりに応じ続けていたら、逆に子どもから笑顔がなくなるどころか、幸せになることすらも難しくなってしまうかもしれないんです。
「でも買ってあげないと余計に子どもが暗くなってしまうんじゃ…」
って思ったかもしませんが、それこそが大きな間違いなんです。
今回の内容を理解し、子どもの物欲の裏にある本当の気持ちにたどり着くことができれば、子どもはモノに頼らなくたって笑顔になれるし、物欲から抜け出して新たなチャレンジへと向かえるようになります。
実際に僕のクライアントさんも、モノを買い与える与えない関係なく、今回紹介する内容を踏まえてマインドセットを整えた結果、子どもの物欲はどんどん減っていき、自分のやりたいことに意欲的になっていったんです。
このように
・子どもの物欲を減らす方法を知りたい
・子どもの物欲を満たさくてもいい方法を知りたい
・子どもの心からの笑顔を見たい
そう思った方はぜひ最後までご覧ください。
記事の最後の方で、不登校脱出に役立つ特別な環境についてお知らせしているので、チェックしてみてほしいと思います。
本題
それでは本題に入ります。
今回はこんな感じで進めていきます。
①物欲を満たしても効果がない理由
②なぜ物欲が高くなるのか
③「これ買って」と言われた時の対応
④NG返答例
⑤子どもの物欲を減らす方法
⑥モノを買ってあげてもいい例
それでは行ってみましょう!
1 物欲を満たしても効果がない理由
まったく効果がないと言ったらウソになるんですが、あったとしても一瞬です。
心の動きは、欲しいと思った時がピークで、手に入れた後は一気に減退していくんですよね。
あなたも経験ありませんか?欲しいと思って買ったんだけど、手に入れた後にまた別のモノを追い求めたことありますよね?
僕も昔、夜中のテレビでよくやっていた筋トレマシーンを衝動買いしたものの、家に届いてちょっとやってみた瞬間から気持ちがスーッと落ち着いてしまったんです。
「コレを買えば自分は変われる!」と思っていたんだと思いますが、そもそもモノに頼っている時点で本質的に変われるわけありませんよね。
不登校の子も同じように、物欲で心が満たされるのは一瞬です。
これはドーパミンという快楽物質が分泌される影響なんですが、テンションが上がったとしてもほんのひとときに過ぎません。
欲しかったものが手に入って物欲が満たされたとしても、次の日から学校に行けたり、明るい気持ちが持続するわけじゃないんです。
不登校の子どもの物欲を満たしても、それが持続的な満足感をもたらすとは限りません。モノは一時的な喜びや快楽をもたらすかもしれませんが、
根本的な問題や不安、孤独感、自己肯定感の低さなどはやっぱり解決されないでしょう。
モノに依存しても、子どもの内面的な成長や満足感が促進されないんです。
むしろ、物欲を満たすことで、ますますモノに依存する傾向が強まる可能性まであります。
つまり、心が潤ってなければ、またすぐに物欲は戻ってしまうんです。
「心が潤っているって、どういう意味?」と思った人もいると思います。
心が潤っているとは、「自分は大丈夫。どんな自分も親から認められている。自分のことが好き」と心から思えている状態と捉えてもらって大丈夫です。自己肯定感や自尊感情が高い状態です。
お子さんがこのような気持ちをもてていなければ、物欲をいくら満たしてあげたって繰り返されてしまう以上、本質的には効果はないということなんです。残念ながら、モノだけでは人は幸せになれないんです。
2 なぜ物欲が高くなるのか
不登校の子どもの物欲が高くなる理由を4つ紹介します。
(1)自分の価値を高めようとするため
一般的に、不登校の子どもは学校環境に適応できず、孤立感やストレスを感じることがあります。
そのため、自己肯定感が低下し、自分の価値を高めようとするために物質的なものに頼る傾向があるんです。
(2)親の愛情や関心を受け取るため
家庭環境や親の態度も影響を与える可能性があります。
例えば、親が子どもに物質的なものを与えることで愛情や関心を示す場合、
子どもは物質的なものに価値を置くようになる可能性があります。
(3)様々な商品情報に触れるため
不登校の子どもは家にいる時間が長いため、インターネットやテレビなどのメディアを通じて広告や商品情報に触れる機会が増え、物欲が刺激されることが多々あります。
今はインスタやYouTubeなどで商品の情報が溢れていますから、刺激を受けやすい環境が整備されてしまっているんです。
(4)精神的な問題のため
不登校になる理由には精神的な要因や問題も含まれることがあります。
例えば、不安やうつといった精神的な問題が物欲を高める要因となることがあるんです。
これらの感情を抑えるために、物質的なものに頼る傾向が現れることがあります。
全体を通して言えることは、不登校の子どもが物欲が高くなる理由は一人ひとりの状況や背景によって異なるということです。
そのため、この4つの傾向に限らず、その子どもの状況や心理的なニーズを親が理解し、適切な支援やケアをすることが重要です。
3 「これ買って」と言われた時の対応
不登校の子どもが「これ買って」と言ってきた場合、親は対応を慎重に考える必要があります。
一番重要なのは「理由を聞く」ことです。
理由を聞くことの目的は2つあります。
(1)子どもの内面を理解するため
子どもが特定のものを欲しがる背後には、さまざまな理由が存在するかもしれません。
例えば、寂しさを紛らわせたい、友達と同じものを持ちたいなどです。
子どもの本当のニーズや感情を理解することで、より子どもに合った適切な対応が可能になります。
(2)コミュニケーションをとるため
理由を尋ねることで、親子の対話を促進する機会にしていきましょう。子どもが自分の気持ちや考えを表現する練習にもなります。
子どもにとって、自分の意見が尊重され、理解されていると感じることは重要です。
ここで、具体的な質問の仕方を3つ解説します。
(1)オープンエンドの質問をする
「どうしてそれが欲しいの?」や「そのものがどんなふうに役立つと思う?」といった質問が効果的です。
この問いかけによって子どもから気持ちを聴くことができる機会が生まれます。
(2)具体的な状況について尋ねる
「それを持っていると、どんな気持ちになる?」や「誰か友達が持っているの?」など、具体的な状況に関する質問をします。
子どもがそのものを欲しがる背景や動機をより明確に理解できるかもしれません。
(3)共感を示す
「その気持ち、わかるよ。」や「そう思うのも無理はないね。」など、共感の言葉をかけ、子どもの感情を認めます。
子どもが安心して自分の気持ちを話せるようにすることがとても大切です。
「でも、理由を聞けたとしても、その後どうすればいいのか迷ってしまう」と思った人もいると思うので、ある程度理由を聞けた後の対応についても紹介します。
A 代替案を提案する
子どもの理由を理解した上で、そのニーズを満たすための他の方法を提案します。
例えば、「それを買う代わりに一緒に何か特別なことをしようか?」などです。
子どもの欲求が単なる物質的なものではなく、心理的なニーズに基づいている場合、そのニーズを他の形で満たす方法を考えます。
B 責任と選択肢を教える
子どもに対して物の価値やお金の使い方について教える機会にしていきましょう。
例えば、「そのお金で何ができるか、一緒に考えてみよう。」といった感じです。
そうすることで、子どもは物質的な欲求について考えるきっかけにもなるし、お金の使い方の選択肢を得ることができます。
C 価値観を共有する
最終的な決定をする際に、子どもの意見を尊重しながらも、親の意向や価値観を共有します。
例えば、「今回は買わないけれど、次のお小遣いで自分で考えて買うのはどう?」と提案してみるんです。
子どもに選択肢を与え、自己決定の機会を与えることも重要です。
このように理由を聞くことで、親は子どもの物欲の内面を理解し、より適切な対応ができるようになります。
また、子どもにとっても、自分の気持ちや欲求を親に理解してもらうことで、信頼関係が深まり、より良い親子関係が築けるようになるんです。
4 NG返答例
逆に、ここで「これ買って」に対してのNG返答例を紹介します。
これらの返答は、子どもの気持ちを傷つけたり、親子の信頼関係を損なったりする可能性があるので絶対に避けた方がいいです。
NG返答例その①
「そんなもの必要ないでしょ」です。
子どもの気持ちや理由を聞かずに、すぐに否定することは避けましょう。
このような返答は、子どもが自分の欲求や感情を無視されたと感じる原因になります。
他の例は
「あんた学校行ってないのに、甘いんじゃない?」
「ダメダメ、無駄遣いじゃん」
なども同様です。
NG返答例その②
「なんでそんなもの欲しいの?」(批判的なトーンで)です。
理由を聞くこと自体は良いことですが、批判的なトーンで尋ねると子どもは責められているように感じます。
「なんで?そんなくだらないもの」なども同様です。
NG返答例その③
「また無駄なものを欲しがってるの?」です。
子どもの欲求を「無駄なもの」と決めつけると、子どもは自分の考えや欲求をゴミ扱いされていると感じます。
「また無駄なものを・・・お金がもったいないでしょ。」なども同様です。
NG返答例その④
「今はそんなお金ないよ」です。
金銭的な理由を間髪入れずに出してしまうと、子どもが不満を感じることがあります。
理由を聞かずに金銭面の話にすり替えるのは、子どもの気持ちを無視しているともとれてしまうんです。
「無理無理。あきらめな。」なども同様です。
NG返答例その⑤
「買ってあげるけど、代わりに〇〇しなさい」です。
条件付きの返答は、子どもが親の愛情や関心が条件付きだと感じる原因になります。
これは、親子関係を複雑にしてしまうだけでなく、信頼関係を損なう可能性があるんです。
NG返答例その⑥
「そんなこと言う子は嫌い」です。
子どもの欲求を否定するだけでなく、感情的に攻撃する返答は絶対に避けるべきです。
これは子どもの自尊心を傷つけ、親子関係に取り返しのつかないダメージを与えます。
「あなたは学校にも行かず、モノばかり欲しがってダメな子だ」なども同様です。
これらのNG返答例ではなく、先ほどの「理由を聞く」ということを共感的に行っていくことが重要です。
5 子どもの物欲を減らす方法
不登校の子どもの物欲を減らすためには、親が工夫を凝らして日常の中でできる簡単で効果的な方法を取り入れることが大切です。
親子で楽しみながら物欲を減らす方法をいくつか紹介します。
(1) 一緒に楽しいことを見つける
共通の趣味を見つけるのもおすすめです。
一緒にスポーツをしたり、絵を描いたり、料理をしたりして、楽しめる活動を見つけましょう。物を買う代わりに、楽しい時間を共有することが大切です。
また、家族で遊ぶ時間も意図的に作れるといいです。
ボードゲームやカードゲームをして、一緒に過ごす時間を増やします。
家族で一緒の時間を過ごして、感情を共有することで子どもの自尊感情は高まっていきます。
すると子どもの心は少しずつ潤っていき、物欲が減ることも期待できるんです。
(2)体験をプレゼントする
物より経験をプレゼントすることも効果的です。誕生日や特別な日には、物を買う代わりに体験をプレゼントしましょう。
例えば、旅行、キャンプで自然を触れ合うなど、特別なイベントに参加したりするんです。
また、一緒に手作りのものを作ることで、物よりも作る過程や完成品に愛着が湧きます。
料理やDIYなど、一度やるとハマる子どもも少なくないです。
(3)愛情をたっぷり注ぐ
子どもと一緒に過ごす時間を大切にし、物で埋めるのではなく、親の愛情を伝えましょう。
抱きしめたり、話を聞いたりすることで、子どもは満たされます。
そして、言葉の力を信じましょう。
毎日
「大好きだよ」
「頑張ってるね」
「あなたは大丈夫」といったポジティブな言葉をかけ、
子どもが安心できる環境にしていくことが大切です。
(4)自己肯定感を高める
子どもの成功体験を増やしていきましょう。どんなに小さなことでも子どもの努力を認め、成功体験を増やすんです。
成功体験を積み重ねて自己肯定感が高まると、物に依存しなくなることが期待できます。
そのためにも、子どもの挑戦を全力で応援しましょう。願わくば、親のあなた自身が勇気をもって何かに挑戦できるといいです。
あなたがチャレンジすれば、子どもも新しいことに挑戦する勇気がわきます。
達成感を感じられることで、物に頼らない満足感を得ることができるんです。
これらの方法を、親子で楽しく実践してみてください。
6 モノを買ってあげてもいい例
最後に、モノを買ってあげても大丈夫な例を紹介します。
それは「子どもの本気のチャレンジのために必要な場合」です。
よくある例は、パソコンです。
動画編集、プログラミング、デザインなど、パソコンでしかできないことに子どもが本気で取り組みたいというなら、与えてみるのもいいのではないでしょうか。
他にも、スポーツ用品、楽器などもいいですね。
子どもにほしい理由を丁寧に聞きつつ、子どもの熱意を受け取ってみましょう。
で、実際に買うと決まったら、ネットですぐにポチるのではなく、親も一緒にお店に行って現物を見るために外出しましょう。
これも一つの外に出るきっかけになります。
また、時間をかけてよりフィットするものを探す過程で、お子さんの本気度もわかるはずです。
「やっぱりいいや」のような雰囲気が出る時もあるし、「次はどこ見に行く?」のように前のめりになるパターンもあるかと思います。
何より、このような買い物をするまでのワクワクする気持ちを、親も一緒に共有することが大事です。
ただ、注意点もあります。
購入する際は、親の目的が強くなっていないかを気を付けましょう。
「これを買えば、親が子どもの笑顔が見られる」
「これを買えば、子どもはゲームから離れらるから、親が安心できる」
といった親目線のメリットのために購入するんだったら止めたほうがいいです。
なぜなら、それは結局「子どもをコントロールするためにモノを買う」ということになってしまうからです。
このマインドのままモノを買い与えたら、結局子どもの様子に一喜一憂してはストレスが溜まっていくことでしょう。
子どもためのモノを買うわけですから、子ども目線で考えていくんです。
「子どもは新しい目標に向かおうとしている」
「子どもはきっと新しいチャレンジを通して、成長したいんだな」
つまり、親の目的が子どもの目的よりも強くなることを避けるということなんです。
「でも、買ってあげるんだったら、結局物欲を満たしていることになるんじゃない?」
って思った人もいると思います。
確かにこれも一つの物欲ではあるんですが、正直子どもの欲求を満たすか・満たさないかはそれほど重要なことではないんです。
何よりも重要なことは、お子さんの欲求する本当の目的を理解することです。
それを世界中の誰よりも理解できるのは、親のあなただけです。子どもの物欲は、あなたへのメッセージでもあります。
そのメッセージをただのわがままだと受け取るのか、本当の目的を理解して受け取るのか。
ぜひ今回の内容を参考にしながら考えていってほしいと思います。
メッセージ
ところで、あなたは毎日子どものために一生懸命に頑張っていますよね。
不登校の問題と向き合い、さらに子供の物欲にどう対処すれば良いのか悩む日々。
そんなあなたの心の重さを思うと、本当に大変だってことだけは想像できます。
でも、まず第一に、自分を責めないでください。
あなたは子どものことを心から心配し、その愛情から何とかしてあげたいと思っているはずです。
物を欲しがることの背景には、子どもの心の叫びや不安、孤独が隠れていることもあるでしょう。
だからこそ、物ではなく、あなたの愛と一緒に過ごす時間が一番の贈り物になるんです。
高価なものや流行のアイテムよりも、あなたの温かく優しい言葉が、子どもにとって最高の安心感を与えてくれます。
「これ買って」と言われたとき、その背後にある気持ちに耳を傾けてみてください。
「どうしてそれが欲しいの?」と優しく尋ねてみましょう。
子どもが本当に求めているのは、もしかしたらあなたの理解や共感かもしれません。
毎日の小さな瞬間を大切にしてください。
朝の「おはよう」
夜の「おやすみ」
そして何気ない会話や一緒に過ごす時間。あなたの愛情が、子どもの心に少しずつ届いていくのを感じられるはずです。
あなたの努力は決して無駄にはなりません。少しずつでも、必ず子どもは前に進んでいきます。
大変な時期かもしれませんが、あなたと子どもが一緒に乗り越えていけることを信じています。
あなたは一人じゃありません。周りには同じような悩みを抱えた親や、サポートしてくれる人たちがたくさんいるはずです。
時には肩の力を抜いて、自分自身を労わることも忘れないでくださいね。
あなたの愛が、子どもにとって一番の宝物です。
これからも、あなたの優しさで子どもの心を包み込んであげてください。
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最後に
ということで、今回も最後まで見ていただき、本当にありがとうございました。
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