小学生向け 読書感想文 「嫌われる勇気」その11 ※私の見解も含めて、小学生向けに分かりやすく紹介しています。
「お前(まえ)の顔(かお)を気(き)にしているのはお前だけ」
対人関係(たいじんかんけい)の軸(じく)に「競争(きょうそう)があると、対人関係の悩(なや)みから逃(に)げられず、不幸(ふこう)から逃げることができないんだよ。競争(きょうそう)の先(さき)には勝(か)つものと負(ま)けるものがいるからだ。
競争(きょうそう)や勝ち負けを意識(いしき)すると、どうしても生まれてしまうのが、劣等感(れっとうかん)なんだ。人と比べてばかりいると、いつの間にか他の人全員(ぜんいん)、いや世界中(せかいじゅう)のことを「敵(てき)」と見なすようになってしまうんだよ。
たとえ、負けつづけていても、勝ちつづけていても、競争している人は心(こころ)が安(やす)まるときがないんだ。負けたくない、常(つね)に勝ちつづけないといけない。社会的(しゃかいてき)に成功(せいこう)していても、幸(しあわ)せを感(かん)じることができない人は、競争に生きているからなんだよ。
だけど、実際(じっさい)のところ、他の人はそれほど「あなた」をみているだろうか?「あなた」を常に見張(みは)っていて、攻撃(こうげき)できるチャンスを待っているのんだろうか?たぶんそんなことはないよね。
ある人が長いこと鏡(かがみ)にむかって、自分の髪(かみ)を整(ととの)えていた。すると、おばあちゃんにこう言われたんだ。「お前の顔を気にしているのはお前だけだよ。」と。
「競争(きょうそう」の軸(じく)で考えないことができたのなら、世界の人たちは仲間(なかま)となっていくだろう。世界の人たちは私(わたし)の仲間なんだと実感(じっかん)できていれば、世界の見え方は全く違うものになるんだ。
今日はここまで。次は、「直面(ちょくめん)する「人生(じんせい)のタスク」をどう乗(の)り越(こ)えるか」について説明(せつめい)していくね。
それではまた明日!
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