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小学生向け 読書感想文 「嫌われる勇気」その7 ※私の見解も含めて、小学生向けに分かりやすく紹介しています。

「すべての悩(なや)みは「対人関係(たいじんかんけい)の悩み」である」

「悩みを消(け)し去(さ)るには、宇宙(うちゅう)の中にただ一人で生きるしかない」

ただ一人でいきていたら、すごく孤独(こどく)を感じると思うだろうか?

人が孤独(こどく)を感(かん)じるのは、その人が一人だからではないんだよ。その人をとりまく他(ほか)の人、社会(しゃかい)があり、そこに近(ちが)づけないと感じるからこそ、孤独(こどく)なんだ。

孤独を感じるのにも他の人を必要(ひつよう)とするというわけなんだ。

アドラーはまた、こうも言っているんだ。

「人間の悩みは、すべて対人関係(たいじんかんけい)の悩みである」と断言(だんげん)しているんだ。

もし、この世界(せかい)から、対人関係がなくなってしまえば、宇宙(うちゅう)の中に、ただ一人でいきていれば、あらゆる悩みも消(け)し去(さ)ってしまうだろうと。

もちろん、対人関係を消してしまうことなどできない。人間(にんげん)は他の人の存在(そんざい)を前提(ぜんてい)としている。他の人から切(き)り離(はな)されて生きることはありえないんだ。

一人(ひとり)だけで完結(かんけつ)する悩み、いわゆる内面(ないめん)の悩みなどというものは存在(そんざい)しないんだ。どんな悩みであれ、そこにはかならず他の人の影(かげ)があるんだよ。


今日はここまで。次は、「劣等感(れっとうかん)は主観的(しゅかんてき)な思い込(こ)み」について説明(せつめい)していくね。

それではまた明日!


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