
小学生向け 読書感想文 「毎日を好きなことだけで埋めていく」 その4※私の見解も含めて、小学生向けに分かりやすく紹介しています
その憲法(けんぽう)には何(なに)が書かれている?
その謎(なぞ)の憲法(けんぽう)には、たとえば「そうしないと~」みたいな言葉(ことば)が書かれているんだ。
毎日(まいにち)疲(つか)れ果(は)てるまで働(はたら)いている人がいたとしたら、きっとこんな感じだ。
「そうしないと、会社(かいしゃ)をクビになる」「そうしないと、上司(じょうし)や同僚(どうりょう)に怒られる」「そうしないと、お金(かね)を稼(かせ)げなくて、食っていけなくなる」
なんか一見(いっけん)、まとも意見(いけん)のように聞こえるけど、じつは「そうしないと~」という根拠(こんきょ)をくっつけているのは、自分自身(じぶんじしん)なんだ。
「そうしないと~」という根拠(こんきょ)なんて関係(かんけい)なく、自由(じゆう)に楽(たの)しく生きている人ってたくさんいるもんなんだよ。
違(ちが)いは一つ。謎の憲法から自由であるかどうか、という点だけなんだよ。
そうは言っても、ちょっと勇気(ゆうき)がいるかもしれない。人はだいたい今までいきてきた環境(かんきょう)、教育(きょういく)、経験(けいけん)に従って生きようとするからね。
たとえば、「つらくても頑張(がんば)って働(はたら)くことで、お金を稼げる」と教えられて生きてきたとしよう。それをその人自身(じしん)がそうだと思って、自分の憲法(けんぽう)に採用(さいよう)した結果(けっか)が、毎日遅(まいにちおそ)くまで働いている、という現実(げんじつ)につながっているんだ。
人は周(まわ)りからの教えや自身の経験(けいけん)をもとにして生まれた「考え方」を正解だと思って生きている。どうしても、そこからなかなか解(と)き放(はな)たれない。
今日はここまで。次は、「「本当(ほんとう)にそうかな?」で扉(とびら)が開(ひら)く」について説明(せつめい)していくね。
それではまた明日!
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