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ずっと大事にしている本
令和6年8月12日
おはようございます。
今日の体調はいかがですか?
さめざめ、ちょっと風邪気味です。
喉が擦れる感じというかなんだかだるい感じというか。
身体がなんだか痛いんですよ。
筋肉痛だといいんですが…
頑張っていきましょう。
noteを書くくらいなら体調は関係ないですよ。
進めていこうぜ。
さて、
皆さんには「人生で大切にしている本」ってありますか?
絵本でも小説でも啓発本でも教科書でもいいとは思います。
さめざめはですね、
中学生時代に出会った本なんですが、
![](https://assets.st-note.com/img/1723410851971-b5lgHP3luX.jpg?width=1200)
これです。
中学生の頃、沢山の関係性や情報や、自分としての足りなさに憤りやふがいなさを感じている時に出会いました。
確か地元の図書館で読んだのが初めてだったと思います。
本当にその時期の僕は鬱屈としていまして、
自分の身の置き所の無さとか、心に溜まった感情の行き場とか、なんだか空しい感じとか、そういうものに支配されていたように感じます。
きっと同じような感覚を持つ中学生はたくさんいるんじゃないかと思います。
表面的には友人と付きあい、学校の勉強が進んでいく。
成績もそれなりに良く、喧嘩をするわけじゃない。
でも、「本当は」「こうじゃないか」といつももやもやしていました。
誰かが自分をからかう時に、自分の社会での位置を考え、自分の立ち回りを意識して、枠から外れないように、それでも枠自体に憤りがあって。
そんなモヤモヤが晴れない中学生時代だったように思います。
確か、中学3年生になり部活が終わり、高校受験に向けて勉強が始まったころだったと思います。
勉強なんてしたくなかったし、それでも「役目/仕事」として親を困らせるわけにもいかず図書館で勉強をしていました。
しかし、中学生の集中力です。
そんなに長く持つわけじゃない。
なんだか本が読みたくなって図書館の小説コーナーに行きましたらこの本がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1723411818837-xrZLuJZA18.png)
確か、この本に行きつくまで何冊か小説を読んだはずなんですよ。
しかし、記憶に残った本がこれだけで。
で、
どんな本かと言いますと
「君たち、世界を変えてみたくはないか?」 生物の授業中、先生から、突然に発せられた言葉に感化されたオチコボレ男子高生徒が、優れた遺伝子を残そうと、お嬢様学校に通う女子高生とカップルを成立させるため、あの手この手で難攻不落の学園祭への潜入を試みる……
もうね、
あの頃、中学生だった僕には刺さりまくったわけですよ。
良く見せようとするわけじゃないけど、僕は決して落ちこぼれではなかったはずだし(学力的に)。
しかし、スクールカーストの上位ではなかったのは確実だと思う。
学校という中でなんだか上と下の人間が見えてきて、自分はその中で立ち位置を考えて考えて疲労していました。
そんな時に、
「落ちこぼれ」が主人公の小説がさめざめの手の中に。
その落ちこぼれが暴れまわるんですよ。
自分の意思を押し通すんですよ。
どこかで潰されそうな小さな意思が、沢山の仲間と境遇と環境を爆発力にして爆発していく。
爽快です。
もちろん、本の中の主人公も高校生で、その後の人生の不安や境遇とか、沢山の不安の渦の中にいたんです。
それでも、そこを笑っていられる。
その時代、携帯電話があってもスマホは無かったし、電話でしか繋がれない時代に、古めかしく人と話しながら心を通わせていく部分とか。
その時に僕は足りない栄養分を摂取できたんです。
身体と心が求め続けていた反抗心や反逆心とか実行力とか意思を通すことや納得いかないものと戦うこととか、本当に大切なものを考えることとか。
ありがたいな。
この本に出合えていなかったら僕の人生はもっとつまらなくなっていたと思います。
もちろん、つまらないと思う人生は人によっては最高の人生だと思うのですが。
さめざめの人生にはこの本の爆発力が必要だったように思います。
今は、
たまにこの本を読んでは昔のことを思い出し、
自分の今を振り返りながら
「僕はちゃんと戦っているかな?」
「大切なものを守ることが出来ているかな?」
と考えています。
さめざめなんて人生がぶれていく人間ですので、たまに振り返っていかないと根幹になる部分がぶれていきます。
僕はその、自分の根幹になる部分にこの本が刺さっていまして。
刺さっているからこそ、
何か嫌なことがあった時に、
戦っていこうと思うんです。
今は大変よいコミュニケーションを学びまして、戦うと言っても穏やかに丸く収めようとしてしまいます。
それは今の僕の戦い方です。
あの時にはなかった今使える武器を最大限に使っていきたいと思います。
戦うぞ。
実は、著者の金城一紀先生がインタビューをされていまして、このレボリューションNo.3とか、そこに連なる「ゾンビーズ」たちの物語について語っています。
僕の推しが語っていますので一読を。
原点に立ち返るために、
僕はこの本を大切にしていこうと思います。
単行本版と文庫本版とKindle版を持っています。
いつでも読めるようにしていこうと思います。
いつでもあの頃に帰れるように、
大事にしていこうと思います。
あの頃の感覚にとても近い歌があります。
僕が中学生の頃に出会っていたら激ハマりしたであろう曲です。
他の誰かになんて
なれやしないよ
そんなのわかってるんだ
明日を信じてみたいの
微かな自分を
愛せなかったとしても
King Gnu「Teenager Forever」