トレンドである古着が社会にとって良い影響を与えている事実
近年ファッション業界で「古着」がトレンドになっています。20代の若い世代を中心に、世界的に「古着を着用する方が増えてきている」ということはこちらの記事でご紹介している通り、事実としてデータが出ています。
今回は古着を着ることが社会にとってどのような良い影響を与えているのか?について詳しくご紹介していきたいと考えています。
この記事を読んでいただき、1人でも多くの方が古着を着ることで、社会に良い影響を与えるアパレル産業である「サスティナブルファッション」を実現していきたいと考えています。
社会課題として上がっているアパレル産業が環境に悪影響を与えてしまっているという事実
昨今社会課題として、アパレル業界の環境問題が課題しされています。その背景として、大量生産される衣服の大半が廃棄されてしまっているという現状があります。
環境省のサスティナブルファッションのデータを見ると、1日に約1300tもの衣服が廃棄されてしまっています。
衣服が大量に廃棄されることにより、大量のCO2が排出されます。その結果、アパレル業界が環境に対して悪影響を与えていると言われています。
ここで「なぜ、服が大量生産されているのか?」という疑問が生まれると思います。その理由として、近年衣服の価格が低下してきているという理由があります。
定価格且つトレンドの衣服を手に入れることができる「ファストファッション」の流行が一つの要因だと考えます。
これまで、数多くの方に「安く、おしゃれ」を届けてきたファストファッションは人には良い物を提供したものの、自然には悪影響を与えてしまったと考えています。
ファストファッションの流行により、「服がダメになったら、新しい服を買う」という常識が浸透したのではないでしょうか。
ファッション業界の中でトレンドになっている「古着」が環境に良い理由について
昨今のファッション業界で世界的に「古着」がトレンドになっています。その理由として、消費者の考え方が変化してきていると考えています。
世界的にアパレル業界の消費者の行動が「エシカル消費」という考え方に変わってきています。これまで当たり前であった、「使い捨て」や「個人所有」という考え方から「シェアリング」や「再利用」とう考え方に変化してきています。
古着をECサイトで販売しているアメリカの企業「スレッドアップ(thredUP)」が2021年に出したレポートを見ると、2021年時点での古着市場(360億円ドル)が、今後5年間で約倍増(770億ドル)に到達すると予測したデータが出ています。こういったデータが世界的な古着ブームが巻き起こっており、これからも古着市場は拡大していくことの裏付けにもなると考えています。
fituが実現する「サスティナブルファッション」
環境省でもアパレル業界のあるべき姿として挙げられている「サスティナブルファッション」をfituは「お直し」という方法を通じて実現していきます。
衣服手放す手段について環境省がデータを出してくれています。前述した通り、大半が廃棄されています。
私たちfituは「廃棄」「資源回収」「地域・店舗での回収」以外の「古着として販売」「譲渡・寄付」を増やしていきたいと考えています。
理由としては、「回収」「廃棄」ではなく、1着をき続けて欲しいという想いがあるためです。
アパレル業界において1着の服を直し、受け継ぎ、消費を抑えるといった方が1人でも増えて欲しいと考えています。
fitu WEBサイト
https://fi-tu.com/