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美しい日

10月は美しい天気の日が続いた。

職場の宿泊行事の2日目、全く寝てなくて死にそうになっていたバスの車窓から、大きな富士山が見えたのには驚いた。夏に通った時には全く見えなかった。
その日は結局夕方まで働きすぎて、翌日は熱を出して一日休んでいた。
声が出なくなる時は限界を超えて働きすぎた時なんだなと気付いた。


連休は娘と大学祭に行った。
秋の大学は本当に美しい。
娘は何故か食い意地を張って出店の食べ物を次々とねだっていた。


その次の週末はまた仕事で、娘の運動会も見られず。
月曜日の振替休日は、美術館も都立公園も休みで、また吉祥寺に行った。
もがめ食堂のご飯が本当においしいので、最近チャンスがあれば食べるようにしている。
生きてご飯を食べられることになぜか感謝してしまうくらいうまい。


帰りに国分寺に寄ったら、昔通っていた道に洒落た喫茶店ができていた。
数年のうちに駅の周りが随分変わってしまって、以前の姿が思い出せない。改札を出て見上げたところのタリーズが、昔はドトールだったとふいに思って、不思議な気持ちがした。



今週末は友人の結婚式に行く。滅多にない社交行事なので緊張するな。


昔あったことと、今の生活は普段は切り離されていて、相見えることがない。ふと昔の感覚に戻ることがあると、なんだか混乱する。今暮らしている自分を見失いそうになる。
結局処理能力が追いつかないから、全て忘れていってしまうんだな。

だから書き留めておく。そうしなければ、なかったことになってしまう気がする。
忙しい暮らしの中にも、人生のご褒美のような美しい十月の日がいくつもあったと。


ダム湖にドライブに行った珍しい日


かがくいひろし展にもやっと行けた。

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