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老母と私の農作ノート53
前回はノンアル飲料の話をしましたが、その話を続けたいと思います。あのノンアルも最初に発売された当時の味は「なんじゃこりゃあ」と思うほどのビールとはかけ離れた味。
考えてみればそれはもう当たり前です。「ノンアルコールビール」と銘打つのは販売促進上必要だったために違いないのです。ビールと銘打ちましたが本当は大豆ジュースですとしか思われないほどのビールには似つかない味。
それ以降は発泡酒は飲んでもノンアルは見向きもしなかったのですが、ドクターストップがかかってからはアルコール類はだめ。それでは炭酸飲料とかも好きだからこれを飲もうと思ったけど体にはよくない。通風も持っているしあまり飲むのはやめた方がよい。
仕方なく我慢する日々です。入院中は腹もたるんできたから特に甘い物やら過食には気をつけようと思っていました。そして、健康のためには運動もしなくてはなあと思いました。ウォーキングも再開しました。
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硬膜下血腫で入院したとき「治打撲一方」という漢方を処方されて、退院後もしばらく飲んでいました。
この漢方薬は私には通じを促す効果もあったようです。大体便秘がちでしたが、これを飲み始めてからは調子がよいのです。薬を三食後に飲まなくてはならないために今まで昼夕の二食から朝昼晩の食事をするようになりましたが、体重は増えないまま。たぶんこの漢方のおかげでしょう。
「漢方はもう処方しなくて良いですね」と医者に言われたときは半分はがっかりしました。処方箋がないと高いからなぁ~
しかし薬は飲まずに済むのならそれがいちばん。その後ひと月で医者にかかる必要もなくなって薬も全て飲みきったときはやはりうれしく思いました。
ただ、ここで気になるのはたるんだ腹。体重はそれほど増えてはいないのですが、腹の部分だけはだらしなくたるんでいます。
これはもう年のせいかと思いました。
私は毎週土曜日の午後に妻と一緒に食料を一週間分買い出しに行きます。そろそろ年末には子供達が帰省するのだけど、アルコールも必要かなと思いながらビールの並ぶ棚をひょいと見ると横にはノンアル飲料の棚も並んでいます。
ノンアルか、あの味は大分改善されたと小耳に挟んだけどどうだろうな。ふと手に取ってみると「内臓脂肪を減らす」と書いてあるではありませんか。
物は試しだとばかり、購入して飲んでみました。
初期の頃と比べるとビールの味にとても近くなっています。大豆のジュースと称した方がよかったノンアルですが、これならノンアルコールビールといっても納得するでしょう。
ただ、これほどビールに近い味だけど酔いが回ってこない。ノンアルだから当たり前なのだけど、変な感覚ではあります。
あとは「内臓脂肪を減らす」効用が事実であることを祈るばかりです。