見出し画像

神社巡り第6弾(愛知編)

どうも。こんばんは。いつもお疲れ様です。

先日、愛知県の熱田神宮・真清田神社・尾張大國霊神社・氷上姉子神社に参拝してきましたので、神社巡り第6弾(愛知編)を書いていきます。

熱田神宮のなかには、2012年まで一般に公開されていなかった「一之御前神社」があり、厳かな神気を感じました。
撮影禁止だったのが悔やまれますが、社殿が黄金に輝いて見えました。
愛知県では一番お気に入りの神社ですね!

極弱の霊感しかない私でも神気を感じられたパワースポットなので、名古屋に行った際はぜひ熱田神宮「一之御前神社」に参拝してみてください!


熱田神宮

熱田神宮(本宮)

熱田神宮は、ご存じの通り日本でも3本の指に入るであろう立派な神社(神宮)です。
都会にあるのにも関わらず広くて森深く、大切に守られてきた神聖な場所に感じました。

弘法大師(空海)お手植えのご神木

弘法大師(空海)お手植えのご神木

また、境内には多くの神様が祀られており、かつ弘法大師(空海)お手植えの樹齢1,000年以上のご神木があったり、とても良い雰囲気です。

このご神木を見るだけでも行く価値があるような気がします。
背筋が伸びるというか、生命の力に頭が下がるというか、樹齢1,000年を超える木には何かパワーを感じてしまいます(なのでご神木は大好きです

あと熱田神宮公式HPの情報が充実しているのも良いなと思いました。

一之御前神社

しかし、特筆すべきは冒頭にも述べた「一之御前神社」です。
御祭神は天照大御神の荒魂だそうです。

遠目に見ただけでも黄金に輝いて見え、ひときわ厳かな神気に満ちていました。写真撮影禁止なのが本当に悔しいですね。

「こころの小径」を歩けば、「一之御前神社」や湧き水のある「清水社」、元々草薙神剣を奉安していた「土用殿」、そして大きなご神木(弘法大師お手植えのご神木とは別のご神木)を見ることができます。
ちなみに、本殿裏には、洞窟のような古墳のような何かがあります。

熱田神宮に参拝する際は、ぜひ「こころの小径」にも足を伸ばしてみてください!

こころの小径

ついでに、多くの人がスルーしてしまうであろう「影向間社(ようごのましゃ)」の写真を置いておきます。
昔は熱田神宮の外(西側)にあったそうですが、今は熱田神宮内に遷座されています。

影向間社

真清田神社

真清田神社

尾張国一之宮である「真清田神社」に参拝してきました。
御祭神は、尾張開拓の祖と言われる「天火明命(あめのほあかりのみこと)」です。

「天火明命」は、別名「天照国照彦天火明櫛玉饒速日命(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと)」と呼ばれています。

また、名前の最後の「饒速日(ニギハヤヒ)命」とも呼ばれています。

天照が名前につくことから、男性神の天照大御神ではないかとも言われています。

天火明命は、神武天皇が即位する以前に(強敵であったトミノナガスネヒコを従えて)大和を治めていた神様であり、出雲の国譲りとは別の国譲りの物語があります。
しかし、古事記、日本書紀では記述が少なく、編纂者が触れにくい事実が隠されているようです。

熱田神宮にも「天火明命」を祀る「孫若御子神社」があり、表札には下記のことが書かれています。

尾張氏の始祖であり、天照国照火明命、天照玉命とも称される。

熱田神宮 孫若御子神社の表札より
熱田神宮 孫若御子神社

また、以前参拝した「磐船神社」でも天火明命が御祭神として祀られていました。天孫降臨したときの磐船(巨石)がご神体だそうです。

しかし、天孫降臨したのは、「ニニギノミコト」だったはず。。
天火明命(=ニギハヤヒ命)も天孫であり、別の天孫降臨物語があるようです。この辺は歴史のロマンですね。

ちなみに、「千と千尋の神隠し」に登場するハクの本名は「ニギハヤミコハクヌシ」であり、「ニギハヤヒ」をモデルとしているそうです。

磐船神社 御由緒
天孫降臨の地 磐船神社
磐船神社 巨石がゴロゴロ

下記の記事でも磐船神社について記載しています。

弘法大師の雨乞い伝説

弘法大師が雨乞いの祈願をし、龍神様が自らを犠牲にして降らせてはいけない雨を降らせ人々に恵みを与えたという伝説が残されています。

「自らを犠牲にした」という点が、新海誠監督の「天気の子」に似ていますね(天気の子は稲荷系であり、晴れ女ですが)

真清田神社 御神水

真清田神社の井戸水は、白河天皇の病気を治したり、明治天皇がお茶を召し上がったりと、霊水としてのパワーがあるそうです。
豊富に湧き出ているので、ぜひ飲んでみてください!

井戸覗きの信仰

真清田神社 井戸覗き

井戸覗きと言えば、熱田神宮の摂社「高座結御子神社」の井戸覗き信仰が有名です。

幼児に井戸をのぞかせると「疳(かん)の虫封じ※」になるという信仰だそうです。※疳の虫:理由も無くぐずること

御祭神は、天火明命の御子神である「高倉下命(たかくらじのみこと)」であり、関係(同じような御利益)はありそうですね。

尾張大國霊神社

尾張大國霊神社

はだか祭りで有名な「尾張大國霊神社」に参拝しました。

大國霊(魂)神社にはご縁があるようで、これまで下記の大國魂神社に参拝してきました。

  • 倭大国魂神社(大国魂命):徳島

  • 大和大国魂神社(大和大国魂命):淡路島

  • 大和神社(日本大国魂大神):奈良

尾張大國霊神社の御祭神は、尾張大國霊神(おわりおおくにたまのかみ)です。
他の大国魂神社では、倭や大和、日本が大国魂の前についていましたが、ここでは尾張が前についています。
尾張と倭(大和、日本)は別の国だったということでしょうか?

本殿

古代の祭祀場「磐境」

神社が市街地に飲み込まれている感じでして、境内もあまり神気を感じず、歴史があるのに残念だなと思っていました。

しかし、太古の祭祀場であった磐境(いわくら)を本殿西側から覗いてみると、神気をグッと感じることができました。

磐境(いわくら)にはパワーが込められてそうです。

本殿右奥の磐座

大国魂神と御年神

また、これまでの神社巡りnoteでも言及しましたが、大国魂神と御年神がセットでお祀りされていることが多いです。

例えば、下記の神社で大国魂神と御年神がセットでお祀りされていることを確認しています。

  • 水無神社(高山)

  • 大和大国魂神社(淡路島)

  • 大和神社(奈良)

尾張大國霊神社でも摂社に大御霊神社があり、御祭神が大年神之御子でした。御年神は、大年神と香用比売(カグヨヒメ)の御子神ですので、ここでもまた大国魂神と御年神がセットでお祀りされていることを確認できました。

大年神はニギハヤヒ(天火明命)とも言われており、これまで天火明命を御祭神とする神社にもいくつか参拝しました。

  • 磐船神社

  • 真清田神社(尾張一宮)

  • 籠神社(元伊勢)

まだまだ私の知らない因縁(歴史)があるのかもしれませんね。

大御霊神社(御祭神 大年神之御子)

氷上姉子神社

熱田神宮摂社 氷上姉子神社

熱田神宮の摂社で、御祭神は宮簀媛(みやずひめ)です。
宮簀媛は、かの有名な日本武尊(やまとたける)の奥さんであり、草薙神剣を日本武尊命から託され大切に守ったお方です。

なぜ草薙神剣を託されたのか

なぜ、日本武尊命は大事な草薙神剣宮簀媛に託したのでしょうか。
あまり語られていない気がしますが、非常に気になります。

下のブログでもこの謎に触れていました。

さぁ、時は過ぎ、日本武尊は伊吹の神の話を聞き、征伐に向う事となるのですが、東征にて使用した草薙剣を何故だか宮簀媛に託します。

亡き建稲種命の事を想い、宮簀媛に預けたのでしょうか?それとも自らの殊勲の証や形見と考えたのでしょうか?もしくは東征の功績から伊吹の神を舐めていたのでしょうか?

熱田神宮の泣けるラブロマンスより抜粋

「必ず帰ってくるよ」という約束のつもりで草薙神剣を託したのであれば、伊吹山でケガした後、まっすぐ熱田に向かえば良いものの、三重県亀山市(能褒野)というところで亡くなっています。

宮簀媛は尾張氏の娘であり、尾張氏に何か秘密があるのか真相はなぞです。

本殿

道の反対側の山を数分登っていくと本宮があり、ここが尾張氏(宮簀媛)の館があった場所だそうです。

本宮(蚊の大群に襲われ逃げるように帰りました泣)

愛知県の神社を巡ってみて、天火明命や弘法大師(空海)、大国魂神と御年神など、何か因縁を感じる神様が多かったです。

文献などでも色々と調べてみるのも面白そうです。

いいなと思ったら応援しよう!