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容赦ない

■2024年(両親81歳)

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父 入院14日目 続き(18)

14:00 葬儀社に到着

しばし待合室で待っていると、姉と旦那さんも到着。
皆揃ったところで安置スペースに案内される。

黒幕を抜けると、父は白いベッド、白いテカテカの布団に覆われて寝かされていた。
一段と厳かな感じがしてくる。

父はなんだか病室にいた時とはまた表情が変化しているように思う。
みるみる顔が白く、固まったような。

父はこの場所でしばらく眠っていることになる。


14:30 
先ほどの待合室に戻り、早速葬儀の打合せが始まる。
容赦ない。

旦那さんが中心となって進めてくれる。有難い。
頭はボーっとしていて、とても意欲的に打ち合わせる気力がない。

お骨の骨壺を入れる袋の柄を選ばないといけないようだ。
そんなのどうでも良いが、ひとまず選ぶ。

諸々の決め事が済み見積詳細をもらうが、あまり頭に入らない。

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