髪の毛と髭
■2024年(両親81歳)
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父 入院7日目 続き(1)
15:30 別荘の母を見届けてからA病院へ父の面会に行く。
病室に入ると、父のベッド横に今まで設置されていた酸素濃度と脈拍を映すモニターの機器が撤去されていた!
替わりに、別荘からの持参品であるワセリンと歯ブラシ、コップが置かれていた。
喀痰のボトルには、結構な量の赤い液体(色はやや薄赤)が溜まっている。
依然、父の両腕はゴムバンドでベッドに拘束されている。
父の手を握ると、しっかりと力を入れて握り返してくれる。
父は目を開いており、色々話しかけると反応してしゃべってくれる。
この日もやはり声がかすれていて何と言っているのか聞き取れないのが歯がゆい。
でもすごく状態が良くなっているのが日増しに感じられる。
顔がスッキリしている。
足のむくみもだいぶ引いた気がする。
日増しに髪の毛と髭が伸びている。
ちゃんと生きている、血が巡っている証拠だ。