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momoro66
やめてくださーい!
■2024年(両親81歳)
2/29
単身で訪問 10:30頃
この日も母は1F宿泊室のベッドで横になり、うっすら目を開けていた。
外気で冷たくなったわたしの手を母の頬にそっと乗せる。
「冷たい! やめてくださーい!」
しゃべった!
前回持参した赤いカーディガンをしっかりと羽織っていた。
スタッフさんがやって来て、もうそろそろ起きた方が良いと、母を起こして車いすに乗せるという。
スタッフさんに介助され、母は「寒い、寒い」と言いながら立ち上がるも、どうもベッドに戻りたい様子。
躓きが怖いので、車いすのフットサポートをたたむ。
母、車いすを離れ、ベッドに腰掛けてしまう。
そろそろお昼もあるので食堂に移動しようと、スタッフさんが誘導するも、母は動く気配がない。
車いすにも座りたがらない。
困った。